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Takuya IDE『ONCE』サンプリング元一覧

こんにちは、ダリアです。

先日、俳優でありラッパーであるTakuya IDEさんのニコ生配信を
観ていたら、「楽曲のサンプリング元に気付いてもらえるのは嬉しい」と
言われていました。
ということで、2019年に発表されたフルアルバム『ONCE』の中の楽曲で
私が気付けた範囲のものを並べていきます。

サンプリングとは、HIPHOPの曲によくある手法で、既存の曲の一部分を自分の曲の中に引用することです。

サンプリング元を知ることができると、HIPHOPを聴く幅も広がって楽しいのですが、ただこれって元々知ってる曲じゃないと、どこがサンプリングされたフレーズでサンプリング元がどの曲で…って探し当てるの、めちゃくちゃ難しいと思います。
ので、元曲を紹介したいという思いもありこの記事を書いています。
配信などで聴ける曲も多いのでぜひ音源を比較して聴いてみてください。

この記事がTakuya IDEさんのファンの方々や『ONCE』のアルバムをお好きな方がより楽しめる一助になれば嬉しいです。


■Track.1『Overture』
■Track.2『ライブノチケットヲタテマツル』

■Track.3『リアルアマチュア現場アクター』
→『プロフェッショナル現場アクターfeaturing RHYMESTER
  /ラッパ我リヤ (2001)
曲名のサンプリングです(サンプリングっていうのかな?)。
私がTakuyaIDEの音源を聴き始めたきっかけの曲で、
舞台好きの友人からラップするロマニの新アルバムが出たと教えてもらい、

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曲名リストを見た瞬間「プロフェッショナル現場アクター(が元ネタ)じゃん!!」つって感動して即DLしました。
曲の内容は元ネタとは全然違う仕上がりなのですが、俳優兼ラッパーである井出卓也さんならではの曲となっており俳優とラッパーが大好きな私にとってたまらず大好きな曲でした。
いやほんとこういうラップが聴きたかったんだって。
役者のリアルが聴けるラップとか貴重すぎます…。

別音声記事で、この曲を紹介させていただいております。

本題に戻りまして
■Track.4『Train』
■Track.5『n』
■Track.6『生きてる』
■Track.7『HERO(feat. VOG)』

■Track.8『IKEMEN』
 →『スープパスタ feat. KREVA』
/ROMANCREW (2008)
歌詞カードみなきゃ気付けないほど発音が同じなのですが、曲冒頭で
「スーパースター」を敢えて「スープパスタ」とかけているのは
この曲が元ネタだろうなと。混ぜると不思議!

■Track.9『ズットマッテル』
 →『ライムスターイズインザハウス(Live) session with DJ Jin』
       /RHYMESTER (2003)
これまたすごく一瞬なんですけど「カス飛ばす」のフレーズが
元の曲のMummy-Dの「カス飛ばす」のフローと似ているので
多分元ネタです。

■Track.10『Saudade』
■Track.11『Juliet(Remix)』

■Track.12『調子Ride On』
→『ブレックファスト・クラブ』
/RHYMESTER (2001)
「オ・ワ・リ・タ・ク・ナイ!!!!」は
元ネタ「帰りたくない」のサンプリングです。
ONCEのライブにも行ったんですけど、フロアの皆さんが
調子Ride Onで「オワリタクナイ!!!!」とコールしてるの見て
めちゃくちゃ感動しました。
この中に元ネタ曲ご存知の方は多分そんなにいないのに、
すでに新しい文脈としてここでは生まれ変わってるんだなって

→『Zeebraのどれかの曲』
ごめんなさい曲名が思い出せません。
「もっと好きに騒いでちょうだーい!」のところは声真似も含めて
もろにZeebraだというのは初めて聴いた時からわかったのですが、
そして私もこのフレーズを聴いて曲の中のIDEさんと同じように
喰らったはずなのに…曲名がどうしても出てきません。なぜ。
当時聴いてた音源とかだいぶ漁ったんですが見つからず。

〈もっと好きに騒いでちょうだい Zeebra〉とかで検索しても元の曲が出てこないんですよ。
そのかわり何故か「Summer Tribe  後は好きに騒いでちょうだい」とか出てきちゃって、これはこれでZeebraとは縁が深いし次の曲のサンプリングとも繋がってるのかなとか深読みしちゃうのですが…

どなたか有識者の方、Zeebraの「もっと好きに騒いでちょうだーい!」について情報ください。
おそらく90年代後半~00年代前半の曲で、
フローは「チャンスはいつもたったいっかーい!」に近い感じです。
もしかしたら別のアーティスト曲のfeat.参加かもしれません。
いやほんとなんでこんなに思い出せないんだろ…

あと、「調子Ride On」 の曲名はRHYMESTERの「付和Ride On」とつながりがあるのかなーと思ったり。

■Track.13『MUSYOZOKU』
公開処刑 feat.BOY-KEN』/キングギドラ (2002)
曲の中でも示されていますが、「耳障りのいい~意味不明」のところの
元ネタは公開処刑のK DUB SHINEの小節です。


以上です!
おそらく私も気付いてないサンプリングがまだまだ仕込まれてんじゃないかなと思っておりますし、たまたまフレーズが似ただけでサンプリングではない曲もあるかもしれません。

こればっかりはご本人にお聞きしないとわからないところなので、
サンプリングしたら解説とか出していただけたら嬉しいですね。
やはり元の曲やアーティストへのリスペクトがないと、わざわざ自分の作品に引用などしないと思いますし(たまにdis目的の引用もあるけど)、
その辺りの意図などお聞き出来たら作品への理解も深まります。

あと、HIPHOPのアルバムではよく最初の1曲目を「Intro」(=前奏)として、アルバム全体のテーマを示すような短めのインストや声明を入れたりするのですが、『ONCE』ではその部分が「Overture」という舞台用語になっており、こういうところにもまた俳優兼ラッパーならではの表現が見れて嬉しいですね。
今度はSkit(アルバムの中間に入る幕間とか寸劇のようなトラック)入れてほしいです。
IDEさんならではの演技力兼ラッパー力が炸裂すると思うので!!!!


最後までお読みいただきありがとうございました。
ダリアでした。

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