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仕事や人間関係の悩みで疲れたら「反応しない」


情報化社会と言われ、私たちの目の前にはスマホのSNSを通して様々な情報が飛び交っています。
政治の混乱や、社会での憤りのない閉塞感、怒り、経済への不安、少子高齢化、私たちの仕事量は情報が加速し、質を求められ、増えていく一方です。
ストレス社会で、うつ病や、毒親、仕事の悩みを抱える方におすすめの本です。

今回紹介する、「反応しない練習」というこの本は、ブッタの思考法や具体的な対策方法をわかりやすく解説した一冊になっています。


まず、悩みを理解することから始める

人生に悩みはつきものとよく言われています。
このままでいいのだろうか、と思いつつ、悩みを理解しないまま、
通り過ぎていくことが、私自身よくありました。

ブッタの考え方では、

①「悩みがある」②「悩みには理由がある」③「悩みには解決策がある」と、順を追って「理解」していくことで、どんな悩みも確実に解決できる

「悩みがある」と理解することから解決への道が始まる、とされています。

仕事や人間関係の悩みの正体とは

私たちは、なぜ悩むのでしょうか?
私自身のコンプレックスを書いていきますと、

・人の目をきにしてしまう
・会社での人間関係で悩んでる
・毒親で悩んでる
・人に上手く伝えられず、悩んでいる
・この先の将来について、漠然としたストレスがある
・何か成果を上げなければいけないという、不安がある
・いつまでも、暗い過去の経験が、頭から離れない

これらは全て「心の反応」が原因です。
これこそが悩みの正体で、対策は無駄な反応をしないことを心掛けること。

全ての悩みは心の反応からくるもの

人は常に何かに反応しながら生きているとこの本には書いてあります。
昔からの自分の身を守ってきた、本能なのかもしれません。
人はなぜ悩みに反応するのでしょうか。
人が抱える不満や苦しみは、”求める心”からくるとされていて、
本の一部を引用しますと、

「ブッダが発見した〝求める心〟tahāとは、いわば「反応しつづける心のエネルギー」のこと。人の心の底に、生きている間ずっと流れている意識のことです。〝求める心〟は、発生後〝七つの欲求〟に枝分かれします。現代心理学の知識を借りると、七つの欲求とは、①生存欲(生きたい)、②睡眠欲(眠りたい)、③食欲(食べたい)、④性欲(交わりたい)、⑤怠惰欲(ラクをしたい)、⑥感楽欲(音やビジュアルなど感覚の快楽を味わいたい)、そして、⑦承認欲(認められたい)です。」

確かにこういった欲求はあると私自身も感じています。
人には求める心があり、7つの欲求を生み出し、それに心は動かされて、
人は反応する。

さいごに

対策方法もきちんと書かれていて、なるほどと、納得のいく一冊になっています。反応しないことは、感情を表さないということではありません。
相手に反応して、自分の心を失わないことを意味しています。
今、情報が溢れかえっているこの時代、
ありとあらゆるものに反応してしまいます。
しかし、どんな苦しみや悩みからも解決して超えていけます。
最高の納得にたどり着くまで、心を成長させていきましょう。



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