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犯人探しの罠

仕事をしていると様々な大小問わず問題が発生します。

例えば、営業管理シートの数字が間違っていたり、請求書が漏れていたり、備品が欠品したり、大事な商談日程が被ったり、などなど。

これらの問題が起きた時に、誰が犯人なのかを探して言及することは簡単なことではありますが、本質的な改善には繋がりません。

大事なことは、仕組みやフローに問題がないのかを追求することです。

ほとんどの問題は、この仕組み、フローを見直すことで改善ができると僕は思っています。

営業管理シートの運用フローが単体で独立しているのであれば、日々のフローの中に入れ込む必要性がありますし、それを確認するフローも入れる必要性があります。

請求書漏れが発生しているならば、請求書フローの申請→確認→承認フローを営業担当→経理→マネージャー→代表などと2重3重のチェックができるよう見直し、漏れが発生しないフローに昇華させる必要性があります。

何が言いたいかというと、ヒューマンエラーは必ず発生するものなので、そのエラーを最小限に減らすためには、仕組みやフローでカバーするしかないということです。

よく見かける間違った事例として、"都度言うようにする"とか"意識を改革させる"などは、ヒューマンエラーを人間の注意力を一時的に高めることで解決を図るアプローチではありますが、人間はすぐに忘れますし、さらには新しいメンバーが入ってきた際にはまた同じ問題が発生するリスクが存在するので、再現性がありません。

今日もこれから定例の経営会議が始まりますので、再現性のある仕組みを頭に汗かいて作っていきたいと思います。

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