最強の哺乳類;R2-5-9,土曜

5時半のラジオから

いきなり”ハダカデバ”といふ差別用語?が出てきた。動物学者のインタビューで、このネズミは"女王ネズミ”と”働きネズミ”があるといふ。

驚いたのは、女王の糞を食べる?? そこに含まれるエストロゲンに何かヒミツがあるようだ。

最大の特徴は普通のネズミに比べて寿命が桁違いに長い、30年以上にもなる。その鍵は癌と老化。癌化を抑える修復遺伝子にヒントがあるといふ。

ハダカデバネズミ(naked mole rat)はアフリカ東部のサバンナ地価に住む。ここは低酸素で高CO2の環境に住むとのこと。https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2016.880071/data/index.html

これに関する論文は4年以上前から見られ、2年前のニューズウィークの記事もある。https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9423.php

>>老化しない唯一の哺乳類; 高齢になるにつれて死亡率が高くなることに関しては、「ゴムパーツ・メーカム(Gompertz-Makeham)法」と呼ばれる死亡率の法則がある。これは、成人以降、年齢が上がるにつれて死亡率も上昇していくことを示す数式だ。科学誌「サイエンス」の電子版によると、人間は30歳以降、8年毎に死亡率が2倍になるという。哺乳動物は、人間から馬、ネズミに至るまですべて、この法則に従う。唯一、ハダカデバネズミだけが違う。

>>ハダカデバネズミの死亡率は、年齢と共に上昇はせず、繁殖可能な年齢に至るまでの期間の25倍の時間が過ぎても上がらなかったことを発見

>>痛みに対する耐性を持ち、無酸素状態で20分近くも生き延びることができるほか、ガンに耐性を示すこともある。独特のDNA修復機能を持っているとされる

つまり、この修復機能の解明が老化進行防止に役立つ可能性あり