おじさんとRushと16連射 (余談)

おじさんがRushを好きになる過程は以前書いたので、本題としては終わっている。
ただ、内容として触れていない文言がタイトルにあるので放置も出来ないかなとw
本当にただの余談にしかならないのだが。

タイトルの「16連射」の文言。

16連射と聞いて、何を思い浮かべるか。
コアなゲームファンや一定以上の年齢の方ならピンとくる、というよりそれしか思い浮かばないだろう。
そう、「高橋名人」。


そして高橋名人とくれば、「ハドソン夏の全国キャラバン」と続くであろう。

第一回大会は1985年。
ゲームソフトメーカー「ハドソン」が主催していたシューティングゲームの一大イベント。
毎年お題となるソフトが発売され、子供たちは練習して腕を磨き、攻略法やテクニックはファミコン雑誌や週刊の漫画雑誌から手に入れる。
そして夏休み!予選会場に行きスコアアタックを競う。
インターネットも普及していないそんな時代に、北海道から沖縄までをまさに巡業して開かれていた。
いわゆる大規模なオフライン大会な訳だ。

そこで子供たち(私も含め)にとってヒーローだったのが、高橋名人。
そう「16連射の高橋名人」。
ちなみに16連射というのは、1秒間に16回ボタンを連打する事で弾を連射し敵を倒す事。
第2回大会の「スターソルジャー」ではステージ途中のある敵が、4分割から合体して1つになる前に16連射で倒すと8万点のボーナスが貰える為、スコアアタックでは必須テクニックだった。

出来なかったんだよなぁ~、これが。
高橋名人のは縦連射で、指を超高速で震わせてボタン連射する。
それが出来ない。手がつるし、自機の操作が疎かになる。

同じゲーム、同じコントローラー、マネをしてみるが自分にはできない16連射とスコアアタック。
CODプロチームの試合を見ている時、そんな30数年前をふと思い出した。
同じゲーム、同じコントローラー、マネしてみるが自分にはできないAIMとキャラクターコントロール。

少年時代、憧れと羨望の眼差しで追いかけた高橋名人。
そして今、憧れと羨望の眼差しを持って応援しているRushの選手達。

やっぱりゲーム小僧はいくつになっても、自分よりゲームが上手な人には憧れるものだ。

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