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夏の夜の思い出

大学の頃の夏休みにね、帰省して家の近所で麻雀打って深夜の1時頃だなあ、自転車で田圃道を帰ったんですよ。郊外の明かりの消えた家がぽつぽつある県道を。そうしたら7歳ぐらいの男の子と5歳ぐらいの女の子が道端に居るんですよ。男の子は自転車に乗って女の子が後ろに付いていて。

こんな時間に変だな、なんか嫌だなあ嫌だなあと(ここ稲川節)思うたけど夏休み期間なんでね、見ないけど親が近くにいて何かの事情で夜更かしとかギリありかなー思うて、いまさら一本道を引き返せないし、ずんずん走っていって出来るだけそっち見ないようにすれ違ったんですけどね、まあ何事もなかったんですけど、どうにも違和感が拭えない。

そんで、家に帰って一息ついて違和感の正体がわかった。男の子が乗ってた自転車、当時にはありえないない20年も前に流行ったライダー型だった。

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