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嘘のはなし🤯

お疲れ様ですー!!
早いもので公演初日になりましたー!準レギュラーの梁瀬えみです。

今回は嘘についてお話ししようかと思います。

小学生の時私の世代では空前のプロフィール帳ブームでした。
好物や好きな遊び、果ては住所なんかも記入する欄があるシートでそれが何枚もバインダーに挟まれています。
それを友達に渡し、空欄を記入してもらい回収する。
文房具屋さんで可愛いプロフィール帳とキラキラのペンを買って、渡されたプロフィール帳を可愛くデコレートしたり、クラスメイト全員からプロフィール帳を回収するのが一種のステータスみたいになっていました。
斯くいう私も、そのブームの虜で男子にも女子にも配りまくってました。

さて、だいたいのプロフィール帳には「好きな子は?」という欄があります。
ある日何となく好きだなーって思ってた子にプロフィール帳を渡したらその欄に「ひ・み・つ」と書いてありました。
これ、私の学校ではローカルルールだったのですが、
通常好きな子を明かしたくない時は「ひみつ」と書いて、
好きな子からプロフィール帳を貰った時はこの欄に「ひ・み・つ」と書くというのがありました。

それをもらった時めちゃめちゃ嬉しくて、でも引っ込み思案な性格だったので、もじもじして何も言えませんでした。

そんな折り、私の親友のプロフィールを回収したら好きな人の欄に私の好きな人の名前が書いてありました。
その時、とてもショックだったのですが、好きな子より親友の方がもっともっと大好きだったので、交換で手渡されたプロフィール帳の好きな人の欄には「いないよ」と書きました。
そうやって自分の心にあれは気のせいだったんだと嘘をついてやり過ごしたのです。
プロフィール帳を返却する時、親友を裏庭の誰もいない所に連れて行って聞いてみました。
「好きな子の欄、あれ本当?」って。
そしたら、親友はちょっと恥ずかしそうに「うん。」って。
その姿を見たらもう何でも良くなってしまって。
そうして、その日から親友の恋路を応援する事にしました。

さりげなく、移動教室の際に隣になるようにしたり。
ケイドロの時は同じチームになるようにしたり。

そうしていると不思議なもので、私の好きな子に対する気持ちも段々薄れてきて親友の恋バナもワクワクして聞けるようになったんですよね。
バレンタインに一緒に何あげるか考えたりして。
その時間が何よりも楽しかったです。

でもまぁ、20年ぐらい前の小学生なので付き合うとかっていう感覚はなくて中学生に上がる頃にはそういった好いた惚れたは自然消滅となってしまいました。

そんな淡い嘘の思い出。

まぁ、この話全部嘘なんですけどね。


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ダダ・センプチータ
「踊れない夜の嘘つき」

日時
2024年5月
4日(土)15:00/19:00
5日(日)15:00/19:00
6日(月)13:30/17:00

会場
カフェムリウイ
(世田谷区祖師谷4-1-22-3F)

チケットご予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/yiopgqv

※役者個別の窓口はございません

作・演出
吉田有希
(ダダ・センプチータ)

出演
サトモリサトル
梁瀬えみ
(演劇ユニット マグネットホテル)
(以上、ダダ・センプチータ)

尾形悟
(演劇ユニット マグネットホテル)
宇都有里紗
大村早紀

制作協力・当日運営
木村優希
(演劇ユニット「クロ・クロ」)

音響・照明
小林和葉

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