イロモノと見せかけてただの超実力派集団Dreamcatcher
おすすめパフォーマンス紹介
MV考察
【その剣であの頃のオレを斬ってくれ】
このnoteを何度かお読みになってくださっている方々はご存知のことと思いますが、私は歌が上手いグループが好きです。(「何をもって上手いとするか」という話をしだすとややこしくなるので今回はしません)
とはいえ、歌が上手いだけでは飽き足らず、ダンスも見応えがあり、MVも楽曲もグッとくるものがある、つまりは「何もかも持っていると思えるグループ」が好きな超〜欲張りさんです!(「さん」付けたら可愛くなるとでも思ってんのかな?)
「Dreamcatcherというグループがある」というのは存じ上げておりました。がしかし、まったくMVを観たりだとかパフォーマンスを観ることもなく、KPOP畑をえっさこら耕してしばらくになります。なぜそうなったかというと、ほんとInSomnia(Dreamcatcherファン)の皆さん、ごめんなさいね…
「Dreamcatcher?あの魔除けのやつやんな?
なんかネーミングださ」
(食い気味)
ユヒョン、あの頃のオレをその剣で斬ってくれえええ!!!
【Dreamcatcherの強みと弱点】
と、今は大変後悔しておりますよ。とはいえ、正直初期の頃に出逢っていたら素通りだった気がします。ただ2019年くらいには出逢いたかったな…。
まぁ何はともあれ、今はこうして無事(?)私にとって「何もかも持っているグループ」Dreamcatcher(ドゥケ)と出逢うことができました。僭越ながらこのグループへの現在の印象を述べさせていただくと、本当にすべてにおいてレベルが高い。大衆向けではないけれど、必ず一定数付いてくる路線で攻めたのもお見事。前身グループ「MINX」から考えると大きく舵を切った形なわけですが、ああいう大衆向けなコンセプトなんか大手の方が有利に決まってるわけで、MINXのままだったら、残念ながら今ほどの人気はなかったと思います。(MINXファンの人には申し訳ないけれど)
がしかし、わかりやすく売れてないために、「失敗した」だとか言われがちみたいですね。
そりゃ
そういうことをしているからねw
それでも先日韓国の音楽番組で5年越し?に初の1位を獲得したりなんかして、私的には時代の流れでヨジャドルガルクラブームみたいなのとDreamcatcherの、やっていることの根っこはずっと変わっていないんだけれども、それでも初期から考えると結構大衆寄りにアジャストしたと感じられる、双方の歩み寄りが実を結んだ結果のように映りました。
このままわかりやすく彼女たちが人気者になるのは、前述のようになかなか難しいとは思います。(あくまでも韓国・日本の話ですが)
韓国では彼女たちのやっている音楽はまだまだマイナーでしょうし、日本でも、韓国ほどではないにせよそれでもマイナー。かといって、大人気の"KPOP"という側面から見ても、彼女たちはその枠の中にいながら、日本における一般的なKPOPのイメージからは逸脱しているために、従来通り(?)の「KPOPファンへのアプローチ」ではファンが増えにくいのではないでしょうか。つまり、KPOPファン以外へのアプローチの方が効き目がありそうということです。あくまでも私論でした。
ということで、とりあえず『Break The Wall』あたりをそこらのロックファンに聴かせてやりましょう。ヒップホッパーには『Red Sun』なんかも良いんでないでしょうか。
長々と「何様やねん」なテンションで語ってきてしまいましたが、ここからは各メンバーへの私の現在の印象を述べさせていただければと思います。まだまだ聴いてない曲もありますし観ていないステージもあるので追記もガンガンしていきたいですね。
そしてダンスのことはよくわからないのでボーカルの話多めになってますが、あしからず。
【SS級ボーカル シヨン】
後述スアと顔の系統も声も似ているので、序盤どっちがどっちか判別に困る方が多いでしょうね。私もそうでした。まぁ顔が似てる=骨格が似てるので声も似るって言いますよね。
(こっちはスア)
個人的には高音が真骨頂=シヨン、低音が真骨頂=スアといった感じですかね。(『Wind Blows』歌い出しのスアは何度聴いても痺れる)
(衣装は蛍光色のよりこっちが好きかな)
冒頭でも述べたように、そもそもDreamcatcherの面々はボーカルとして皆素晴らしいわけです。全員が「この曲を歌う」という次元にはおらず、「どう歌うか」という次元にいるように思います。しかし、そんな強者揃いのグループの中で、さすがトップオブボーカルとされているだけあるというか、シヨンの場合はさらにその上、「どう遊ぶか」というような次元にいる気がいたします。余裕があるんですよね。「そろそろ私にできない曲持ってきて〜?」と言っているかのような…って、こんな嫌なこと本人は言わないでしょうけど笑
(EXOのカバーも素晴らしい)
【シヨンがいるから次点感あるかもだけど、ただの超絶ボーカル ユヒョン】
ほんとに…Dreamcatcherにはシヨンがいるのでおかしなこと(?)になってますけど、他のグループにこのユヒョンがいると考えてみましょう。
え?
普通に
トップオブボーカルやん。
前述シヨンは独特の、若干アニソンシンガー味ある歌声といいましょうか、私は大好きなんですが「苦手だな」と感じる人もいそう、というのが率直な感想です。その点ユヒョンの声にはほとんど癖がなく、より多くの人にスッと受け入れられるのではないでしょうか。…だから…そうですね、シヨンが炭酸でユヒョンは水ですね(?)。
【上2名がいるからダンサーっぽくなってるけど、ただの超絶ボーカル スア】
彼女がダンス長であることは、パフォーマンスを観ればすぐにわかりました。ダンスブレイクになるとセンターに立って皆を先導しますよね。
個人的な感覚にすぎませんが、「この人がダンス長だな〜」とパッとわかる人がいるグループって、その人だけが目立っていたり、やっぱりどうしてもそこについていけてないメンバーが1人はいることが多いように思うのですが、Dreamcatcherの場合、彼女が思い切り力を発揮できていて、なおかつ他のメンバーも遅れをとっていないという、グループ(群舞)にとって理想的な形になっていると感じます。
がしかし、お気づきでしょうか…
え?
普通に
トップオブボーカルやん。(2回目)
ほんとに、Dreamcatcherにはシヨンやユヒョンがいるのでおかしなこと(?)になってますけど、他のグループにこのスアがいると考えてみましょう。(2回目)
先程ユヒョンの項で「シヨンの歌声に比べるとユヒョンの声には癖がない、シヨンが炭酸ならユヒョンは水」と、例えられてるんかようわからんことを述べましたが、これに当てはめると、私はスアは強炭酸であると思います。
シヨン項で述べたように、彼女と骨格が似ていることもあって?2人の歌声はよく似ていますが、よりスアの方が癖は強めだと個人的には思います。うまくやれるかどうかは置いといて、「似合うかどうか」で考えるならば、ストライクゾーンはスアが最も狭いのではないでしょうか。
【Dreamcatcher製作陣の妙】
けれどもここにこそ、Dreamcatcher製作陣の妙があると思っています。スアの歌声が最も活かされるジャンル、それこそこれまで彼女たちが主にやってきた、ロックだったりメタルなのだと思います。シヨンも同様でしょう。
(こっちはシヨン)
スア&シヨン以外の5名は正直、どんなジャンルの音楽でも割と違和感なく溶け込める声を持っているように思います。がしかし、この2名に関しては、本人らはうまくやるとしても、Dreamcatcherでの彼女らを見てしまった今、違う形なら非常にもったいないことになっていたのは想像に難くありません。だって「地元じゃ負け知らず〜(古)」なほどハマってるんですから。
【上3名がいるからメインボーカル感薄めかもだけど、ただの激ウマボーカル ハンドン】
唯一の中国人メンバー・ハンドン。私がボーカルで特筆したい最後のメンバーになります。シヨン項で「シヨンは高音が真骨頂、スアは低音が真骨頂」と述べましたが、ハンドンは中音が真骨頂のメンバーだと感じています。ですので中音がメインになる際は前に出てくるし、そうでない時は一歩下がって花形たち(シヨン・ユヒョン・スア)のゴールをアシストする方に回ることもできる、変な言い方ですが制作からすると「使いやすい」プレイヤーではないかと思います。しかも声の感じも、3名とはまた違うので被らないですし。
【活動初期は"癒し"、最近は"規律" ジユ】
ここからはボーカルやダンスもいいんだけれど、それ以上に特筆したいことがあるメンバーたちです。
Dreamcatcherの要、リーダーのジユ。私は彼女は非常にこのグループにおいて特別な存在だと思っています。そりゃリーダーで最年長だから…ではなくて、もっと象徴的な意味合いで、です。
初期の頃の彼女を観ていると、歌声もステージングも萌え〜(古)な感じというか、彼女が歌い出すと空気が変わる、鬱蒼とした世界観の中でのささやかな癒しのような存在に映りました。あ、MVやステージの話ね。普段は知りませんよ。
それが最近に近づくにつれて段々と洗練されてゆくさまが見てとれるというか、田舎から出てきた少女が都会に染まってゆく、あの現象のようです。場数を重ね、年齢も重ねたのだから当たり前かもしれません。けれども他のメンバーにはそんなことをあまり感じないのです。
私としては隣に住んでたジユ"ちゃん"は、いつの間にやらジユ"様"となっており、最新『MAISON』では、もはや6名の暴れ馬(強いってことですよw)を制御する手綱のような、彼女ひとりだけ違う風格を感じます。これはリーダーとして茨の道の先頭を歩いてきたことの証なのでしょうかね…?
【あるときはキュート、あるときは不気味…最も役者なマンネ ガヒョン】
どちらかというと"美人"揃いのDreamcatcherにおいて、唯一"KAWAII"顔だと私は感じているマンネ(最年少)・ガヒョンちゃん。ほら、思わず「ちゃん」を付けてしまう。
彼女もボーカルとして優れていると思っていますが、それ以上にラップをする際の、少しローな声がギャップ萌えです。ラップではないですが『Scream』での彼女を見た時は格好良すぎて悶えました。
最年少といえどもMVやステージでの入り込みは最も役者だと感じています。表情のつくり方が巧い。そして最初に述べたことと通じますが、ガヒョンちゃんがいなければ、Dreamcatcherというグループはその世界観もあって、ずっととっつきにくくなるように思います。それぐらい親近感を担っている貴重な存在ではないでしょうか。
【MAMAMOOムンビョルと組めば女子ファン殺到 ダミ】
スアの項で「Dreamcatcherはスア&シヨンの歌声が最も真価を発揮する路線」と述べましたが、ダミも負けてはいないでしょう。ビジュアル的には2名以上に、この路線が最もしっくりくる存在だと感じます。抜群のスタイルに少し気だるげな雰囲気ある目元、前身グループMINXの際の「上白石萌音やん!」なダミも良かったですが…ってほんま衝撃やな。
(これがのちのDreamcatcherになるとは…)
今でもMINX時代を彷彿とさせるきゃわいいボイスを披露することもあるようですが、やはり彼女といえば男前すぎるラップ。おそらく皆さんも思ったでしょう。
MAMAMOOムンビョルとユニット組も?
(ぜってえ売れるぜ?)
というわけで、最後ムンビョル姉さんになってしまいましたが、今回は各メンバーについてでした。またMVや楽曲についても書きたいですね。
私のお気に入り曲プレイリスト
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?