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お話の記憶 364

 子ども達に七つの叡智を身に付けさせたいのならば、お話の記憶の練習をさせてあげてください。
 お話の記憶とは、人が実際に話すお話やしやCDを聞いて、聞いた後にそのお話の内容について質問し、答えてもらう課題のことなのです。
 小学校受検では定番になっており、お話の記憶が合否を大きく分ける、重要な課題となっています。 
 まずは、話を座って黙って聞けること、話の内容を正確に理解すること、理解した内容を頭の中で整理して、正しい解答を出すことが要求されます。これができると、社会に出ても、正しい情報を正確に抜き出すことができます。絵本とは違い、お話の中に問題が隠されているので、より注意深く聞き取り、理解し、自分で整理する論理的思考が要求されます。
 一方で子ども達が、自分でお話を作れるようになれば、それはかなりの能力です。自由に話を考える能力、登場人物や設定に関するアイディア、また話の整合性がちゃんととれていて、結論までの一連の構成をしっかりできているかが大事です。
 そして、考える力を育てる為の方法は、
(1)自分の思考に近い、あるいは、正反対の本を読む
(2)読書時、分からない文章や単語の意味を読み飛ばさない
(3)ニュースなどの結論を自分なりに考える
(4)対人関係など、上手くいかない原因を考える
(5)音楽や芸術作品の受け取り方を意識する
(6)自分の考えたことをブログや日記に書く
(7)自分が気になるニュースを他人と議論する
ことが重要になります。
 最後に、考える力を付けたならば、こんどは頭の中に浮かんだイメージを絵画として描いて表現してさせてあげてください。
 絵画は、物の形姿や内面的イメージなどを平面上に描き出したものですが、描く際の、構図や物などの配置、また形や色彩や技法についてすべてを主体的に決めなければなりません。
 自由に描けるのだからこそ、世界にひとつだけのオンリーワンの絵を描くべきなのです。
そして完成した作品に対しては、たとえどんな評価を受けようと、すべての責任を負うのです。ですから主体性を伸ばすには、絶好の体験学習だと考えられます。   
 子ども達がいつでも絵画を描けるように、スケッチブックや画用紙、クレヨンやクーピーペンを子ども達の為にいつでも使えるように準備してあげてください。
 絵本の読み聞かせをした後には、絵本の内容について質問してイメージを引き出す手伝いや、そのイメージを絵画に描けるように、導いてあげてください。
それが子ども達の能力を引き出すことに直結するからなのです。
 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達の大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。 



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