巨大滑り台　273

　子ども達に10歳の壁を乗り越えさせたいのならば、巨大滑り台にも挑戦させてあげてください。
　子ども達は巨大滑り台が大好きなのです。
公園の巨大滑り台の壁を乗り越えるのは、人生の壁に立ち向かい、自分自身で壁を乗り越える練習そのものになるからなのです。
巨大滑り台は、勢いをつけて走って駆け上るのですが、簡単には越えられません。坂の途中で、いとも簡単に下まで滑り落されてしまいます。その姿は側から見ると無惨なのですが、子ども達は気にしていません。
子ども達は悔しくて、再び挑戦するのですが、また滑り落されてしまいます。
何度か試みる間にやがて、頂上に手が掛かりますが、それでも落とされてしまいます。それでも諦めずに挑戦を続けていると、少しづつコツがわかるようになり、最後には無事に頂上まで登りきることができるようになるのです。
　そのような巨大滑り台遊びを繰り返すことで、諦めずに最後までやればできるようになることを体で覚えることになるのです。もちろん足腰のトレーニングになり、体力の増強にも繋がります。
　また、失敗した時には、また挑戦してやろうと言う強い気持ちが生まれてくるので、精神的なトレーニングにもなるのです。
　子ども達に巨大滑り台を挑戦させる為には、親にも勇気が必要になります。それは、子ども達が服を砂だらけに汚して来ること、また子ども達が突き落とされる無惨な姿を黙って見守らなければならないからなのです。
　子ども達が無惨だからと言って、決して手出しをしてはいけません。親が実際に見本を見せてあげるのなら良いことですが、子ども達を独り立ちさせることこそが重要だからなのです。
　子ども達は本能的に、巨大滑り台登りをしたがりますので、巨大滑り台のある公園を見つけて、是非遊ばせてあげてください。
　10歳の壁をもろともせずに、立派に壁を乗り越えるコツを掴んでくれる筈だからなのです。
　そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。