見出し画像

自分で蒔いた種 187

「自分で蒔いた種は自分で刈り取れ」
このことわざは、何時いかなる時にも作用する普遍かつ不変なもので、「カルマ」や「原因と結果の法則」などと呼ばれたりもしています。
このことわざは、誰にとっても身近なもので、より良い人生を手に入れるためには特に重要なものになるのです。
しかし、この法則を理解して自分の人生や子ども達の人生に対して使いこなせている人は決して多くはありません。
それは、殆どの人がこのことわざについて聞いても、当たり前のことと聞き流してしまうからなのです。
 例えば、ひまわりの花と実が欲しければ、畑を耕して自分自身でひまわりの種を蒔き、ひまわりを育てなければなりません。
 まだ季節が早いからと言って、タンポポの種をいくら蒔いても、夏にひまわりの花を見ることは出来ないのです。植物によって咲く時期が異なり、実がなるまでに3年から8年掛かる果物もあるのです。
 そんな当たり前なことでも、それが自分のことになると、途端に実践が難しくなってしまうのです。
 私たちの普段の生活においては、もし食べ過ぎれば太りますが、トレーニングを続ければ身体は引き締まります。
 過度の飲酒は論理的思考力を低下させ、喫煙は健康を損ないます。
 もしもたくさんの人を喜ばせれば、たくさんのお金が入って来るかもしれませが、無駄な浪費をすればお金は減ってしまいます。
 もしも相手に機嫌良く接すれば、相手から良い印象をもたれます。
どれも言葉にすると当たり前のことなのですが、実際には私たちの願望と行動とは必ずしも一致していません。
 つまりは因果応報で、原因なくして結果が生じることはありませんし、結果があるということは過去にその原因があったということになるのです。
 子ども達の責任感を高めたいと考えるのなら、
自分自身で積極的に種を蒔き続け、それらを大事に育てて、美しい花や果樹を鑑賞し、最後の刈り取りまでしっかりとやり切る習慣を付けさせてあげてください。最初の取っ掛かりは、親子一緒にやって手取り足取り、その方法を直接伝授することがとても重要な親の仕事であるからなのです。
 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?