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めいろ 272

 子ども達に10歳の壁を乗り越えさせたいのならば、めいろを沢山経験させてあげてください。
 紙上で鉛筆を使って行う手軽なめいろは勿論のこと、外へ出て巨大迷路や段ボール迷路にも挑戦させてあげてください。
 めいろは、遊びながら忍耐力をつけられる、実は教育ツールなのです。そしてめいろは、失敗の練習でもあるのです。失敗しても、落胆したり、パニックったりしないで、元に戻って冷静に再度スタートし直す為の練習になるのです。
 最近の子ども達は、我儘に育てられているので、
結果が自分の思い通りにならないと、騒いだり、泣きわめいたり、投げ出したりしてしまう傾向にあるのです。またTVゲームの影響もあり、上手く行かないと、最後までやらずに、直ぐにリセットしてしまう傾向が強いのです。現実の世の中では、リセットは簡単ではありません。一度区切りを付けたり、処理をしなければ次に進むことは出来ないからなのです。
 「立つ鳥跡を濁さず」が日本におりては社会のルールとなっているのです。
 子ども達にめいろを経験させる為には、早い時期から紙のめいろをやらせてあげてください。
 最初は鉛筆が上手に握れなかったり、通路をはみ出して飛び越えてしまったり、行き止まりでは頭の中が真っ白になって動けなくなったりしますので、経験を積み重ねることで、たとえ頭の中が真っ白になっても、冷静に自分を取り戻して、振り出しに戻ってやり直すことが出来るようになるからなのです。
紙上のめいろに慣れたなら、子ども達を外に連れ出して、巨大迷路や段ボール迷路にも挑戦させてあげてください。実際に体験する迷路では、道に迷った時に、とても苦労する筈なのです。もしも冷静さを失ってしまうと、何度も同じ道を行ったり来たりしてしまうことになるのです。そんな時には、「急がば回れ」で、右手を壁に触ってずっと辿り続けることで、少なくとも同じ道を二度通ることがなくなる方法もあるのです。
 めいろでの経験は、人生にそのまま当てはまりますので、子ども達が成長する過程で、学校のテストや行事、部活動、社会人になっても会社での仕事でそのまま役に立つ筈だからなのです。
 どんな問題が起きようと、冷静になって行動出来る人間になる筈だからなのです。
 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。 

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