無くなれない日々 (7)2019.11.21〜

11月21日(木)。「反社会的勢力」という言葉が好きではない。「社会人」「社会に出る」という言葉も。

11月22日(金)。そういえば安倍晋三氏が首相在任の歴代最長記録を更新したらしい。2位は日露戦争・韓国併合の桂太郎、3位は沖縄返還・日韓国交正常化の佐藤栄作、4位は内閣誕生・日清戦争の伊藤博文、5位は主権回復・日米安保の吉田茂。これらの「実績(良くも悪くも)」ある面々を抑えて、安倍晋三氏が1位とは、何事か。アンドレオッティやベルルスコーニが上位に並ぶイタリアを誰が嗤えようか。・・・いや、イタリアには、ムッソリーニという最長不倒記録の持ち主がいたのを忘れてはいけないようだ。もはやこの際、安倍晋三氏がムッソリーニの在任期間を越えるかどうかに注目したい。そして、(無いとは思うが)ムッソリーニほどの「実績」を挙げるようなことが万が一あれば、その時にはこの国に、私の居場所はもうないだろう。

11月23日(土)。安倍内閣の支持率が下がらないのはなぜか、という記事が出て、それに対してTwitter等でまた煩わしい盛り上がりが起きている。「数字を捏造しているから」などという陰謀論、「野党が批判しかしないから」などというフェイク、・・・もう見飽きた。見飽きたが、目に入ってくるから困るのだ。

11月24日(日)。泥舟に乗ることにした。今日初めて、その乗組員たちの会合に出た。「泥舟に乗ってやる」とかカッコつけて乗ったはずが、あまりの泥舟っぷりに恐怖しか感じない。

11月25日(月)。カトリックの第一人者について、「法王」ではなく「教皇」を用いよ、とのことだが、そもそも私は常に「教皇」と呼んでいた。「法王」と呼ぶにふさわしい至尊の存在は、歴史上ただ一人。道鏡のみだ。

おやすみなさい。