AIアイドルと生きるアイドル
ほえみに続いて!
前回のゼミで、AIアイドルよりも人間のアイドルの方が好きだと言ったのは良いものの、理由を聞かれた時上手く答えられなかったので、改めて考えてみました。
不完全さについて
唐突ですが、私は人間の不完全さが好きです。自分のなりたい自分が分からないと踠いている人、強い理想を追い求め踠く人。踠いた跡のある人間はより魅力的に見えると感じています。
反対に、完全さは新しい何かを創造するのに邪魔になるのではないのでしょうか。新たな発見も発明も、不完全さが生み出した賜物だと思います。予測不可能なものこそ可能性が秘められているのでは。例えば推しの子のアイだって、本当に完全無敵のアイドルだったとしたら、ここまでの熱狂を生み出すことは出来なかったはず。
共感は熱狂を生む
人間には共通してバックグラウンドがあります。その物語にこそ、人々の心は動かされるのではないでしょうか。アイドルで例を出すなら、辛い経験を乗り越え、〇年かかってようやっとこのステージに立てました。とか。誰かが夢を叶えるその瞬間の光景は見ていて心に刺さるものがあるし、そのステージに上がるまで何度もライブハウスに通っていた人たちからすれば、私がここまでこの子たちを支えたんだと、まるで親のような気持ちになることが出来る。何故か自分のことのように嬉しくなれる。これは人間ならではのものだと思います。
私の理想の世界(書きたいだけ)
私はアイドルとか、ディズニーだとか夢を見させてくれる、非日常を味わえる空間が好きです。皆が楽しそうに笑ってて、そこに醜い感情がないような(そう見せてくれてる可能性大分高めだけど)、一体感ある世界が好きです。私は自分が思っているより脳内お花畑なんだなって思いました。
更に話は逸れますが、去年レコード大賞新人賞を獲得した、「わたしの一番かわいいところ」を聞いた時、私たちに根付いているルッキズムとの付き合い方の提案をしたような曲だと思いました。SNSが普及し過ぎた今、なんとなく可愛いの正解が出来てしまっているように思います。ていうかそもそも「可愛い」は愛らしいとか、愛してやまないものに対して使う言葉らしいです。誰もがそれぞれの可愛いを持っている。そんな風に自己肯定感を爆上げしてくれるアイドルソングが大好きだし、私の元までこの曲を運んでくれたyoutubeに作詞・作曲家のヤマモトショウさんに大感謝。
最後に
AIの話をほとんどせずに終わったことも相まってぐだぐだな文章になってしまいましたが、私は感情ある人間が好きで、出来るだけ感受性豊かな人間でありたいと思ってます。歌一つ取っても、こう歌えば上手く聞こえるでしょと言わんばかりの歌手よりも、一言一言魂込めて歌ってたり、その曲中で垣間見える生き様のようなものを見る瞬間が本当に好きです。
また、言葉の受け取り方一つ取っても、その煩雑さこそが人間であることの醍醐味なんじゃないかなと、書きながら思いました。