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(日記)2021.5.31 「大家さん」になった日

これで正式にご成約となります、おめでとうございます。と賃貸業者の担当の方からの電話で言われて、こういう場合はなんと返したらいいものかすぐに言葉が出てこず「そうですか、ありがとうございます」とぎこちなく感謝の形で返事をした。

私がつい2カ月前まで住んでいたマイホームは正式に「借家」となり、そして私は「大家さん」になった。



私のマンションは都内23区のファミリー向け3LDKで、リフォームをして1年半も経っていないため家賃も個人的な体感として安くはない。さらに需要のありそうな世帯の方はこの時期に引っ越しは検討をしづらいのではないかと、なかなか借り手がつかない状態も想像していた。

でもタイミング良く物件を探しているご夫婦がいて、部屋を内見したらすぐに気に入って入居を申し込んでくださったそうだ。審査も書類も滞りなく事が進み、私が思っていたよりもあっけなく契約へと進んでいった。


書類をいくつかやりとりしたが、本当に誠実そうな方々で、私もこんな良い人たちに住んで頂けるなら願ってもいないと思うくらいだった。今年は家族がひとり増えるご予定ということで、そのことにも胸がじんわりとあたたかくなった。

私がずっと暮らすつもりで選んだ床、壁、畳、取り付けたものもの、それらが家庭のなかに馴染んでもらえらたなら、こんなに嬉しいことはない。



あの家は良い家だ。それは本当に胸を張って言える。


どうかあの家が、あのご家族を守ってくれますように。ひとつでも多く、かれらの暮らしに幸がありますように。大家初心者の私だけれど、今はまずそれを願ってやまない。

あの家を選んでくださって本当ありがとうございます。こんなインターネットの片隅ではありますが、心からの感謝と、祈りを。



だちこ

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