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スコッチグレインのアドベースとなめし革修理
毎日お疲れさまです。
2012年に購入したスコッチグレインの革靴ですが、メンテナンスが十分に出来ず、ひび割れやクラックができてしまいました。アドベースを使った修理と、薄くなった革の補強に関して共有します。
ポイント
・ アドベースはアドカラーで着色しておく。
・ アドカラーは水を加えて緩めておく。
・ つまようじを使用し、少量かつ平らに塗布する。
失敗)
白色アドベースの上から黒補色靴クリームは、はじいてしまい補色できない。
アドカラーを手で塗った結果、厚塗りになってしまい靴磨き時に剥がれてくる。
修理方法)
アドベースとアドカラーを1:1で混ぜてクラック埋め + 600番紙やすり
アドカラーと水を2:1で混ぜて塗装 + 800番紙やすり
着色したアドベースも水で薄めたアドカラーもつまようじで薄塗り
薄くなった内張りの革を1mm厚のなめし皮で補強
アドベースの上から、靴クリームの補色タイプは、靴クリームをはじいてしまい失敗でした。着色するレベルだとクリームを乗せるような形になり、磨くことができなくなりました。
アドカラーは手で塗る方法がありますが、私の場合は乾くのが早く、厚塗りになってしまいました。結果、靴クリームで磨くとポロポロ剥がれてしまいました。
今回のポイントは、先に材料の状態を整え、つまようじを使用して、少量かつ平らに塗布できたことで、紙やすりの仕上げがうまくできたからだと考えています。
もう一点として、そもそもひび割れ&クラックの原因が、乾燥だけではなく、内側からの圧力に耐えられないことでした。私の履き癖で、小指の圧力により内張りの革がなくなっていました。手芸店で1mm厚のなめし革を購入し、ボンドG17で補強しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718799389311-GdKQGZgrxc.jpg?width=1200)
右:アドベースとアドカラー塗布(塗った感は残る。)
本来はもっと早い段階で、メンテナンスやメーカー修理をするべきだと思います。私は相談が遅れ、メーカー修理も不可となってしまったため、DIYでできる範囲を模索しました。
多少見栄えは悪くても、使えるようにしたいという方の一助になれば幸いです。ではまたお会いしましょう。
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