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【食べもの豆知識③】高血圧とカリウムの関係

こんにちは!
だっちです(*´꒳`*)

今回は高血圧予防効果が期待できる
カリウムに関してのお話です。
高血圧予防といえば、
ナトリウムの摂取量を下げることばかり
イメージしがちですが、
実はカリウム摂取量を増やすことでも
効果が期待できます!
以前記事で少し紹介しましたが、
より詳しくご紹介していきます!

特に血圧が高めの方、気になる方は
是非目を通してみてください!

〇カリウムのはたらき

カリウムは主に、細胞内に存在しています。
細胞内液に多く存在しており、
細胞内浸透圧を一定に保つ働きがあります。
また、細胞だけでなく神経や筋肉が
正常にはたらくためにも欠かせない栄養素です。
近年では、カリウム摂取量が増加すると、
脳卒中や高血圧予防につながるという
研究結果も出ています。

〇なぜ高血圧予防が期待できるの?

カリウムは細胞内に多く存在しますが、
細胞外にはナトリウムが多く存在します。
このカリウムとナトリウムはともに
細胞内の浸透圧を保つことから
カリウムの摂取量が増加すると、
ナトリウムの排泄量が増加します。
腎臓でのナトリウム再吸収を抑制し、
尿中へのナトリウム排泄量を増やすことで
血圧を下げることに繋がると考えられています。

〇カリウム目標摂取量

WHOのガイドラインでは、
高血圧や脳卒中、心疾患のリスクを下げるため
3510mg/日のカリウム摂取を推奨しています。
ただし、日本人の食事パターンから
その実現可能性は低いため、
日本人の食事摂取基準では、
年齢ごとに少し下げた目標値を掲げています。
ただし、腎機能に異常がある方は
カリウム制限が必要な場合もありますので、
ご注意ください。

〇カリウムが多く含まれる食材

バナナやメロンなどの果物類、
さといもなどのいも類、
ほうれん草、枝豆、切り干し大根などの野菜類に多く含まれます。
また、鶏ささみや煮干しなどにも含まれます。

〇まとめ

高血圧予防にはナトリウム摂取量を
下げることはもちろんですが、
カリウム摂取量を増やすことでも
効果が期待できます♪
ただし、カリウムを制限しなければいけない
疾患もありますので、
食事指導を受けられている方は
病院の医師や栄養士の指示のもと
正しく栄養補給を行いましょう。
野菜や果物を食べることは、
やはり健康に繋がりますね^ ^

厚生労働省
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

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