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【Tamaki】ひとつの色について深く思案する【ピンク展体験記】



…とある通所の日。


たまき『サビ管さん!現代アート作ったのでプレゼントしますよ!✨』

サビ管さん『…え?何コレ、う○こ?w』

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(…う○こ?…(?) )


何の躊躇いもなくそう言うので思わず吹き出してしまいましたw


そんな私の芸術の秋、楽しく満喫しております(?)




さて!みなさんDACでの

暮らしはどうでしょうか? それぞれの拠点で、スタートのタイミングは違いますが生活に慣れることや創作を楽しむことは出来ていますか?


私はDAC福岡へ来て、今7ヶ月?くらいが経ちましたが紆余曲折もあり頑張りすぎた日もあり、たくさん失敗もしたし学んだりなどして、ようやく作業に集中するための環境や条件など自分で選べるようになり、安定したペースで過ごすことが出来ております。


時に在宅や早め退勤などを利用して、根詰まらないようにすることもあります。

心に余裕がない時に頑張ろうとしても疲れて良いものが出来ないこともありますから、そういう時は罪悪感を感じる必要はなく自分に合った休みを取ることも大切なことですよ。


因みに今なんとなく無気力気味ですが、執筆をしたり考えることはできる程度の力はあるので最近あったことを語りながら自分自身を顧みることをしてみようかなと思います。




最近は展示会イラストがひと段落し、そのあと燃え尽き症候群気味になったのですが、

『また描きたい!!』と思えた時のために、自分の足で歩いて人の作品を見に行こう! というスタンスで美術館や展示会・個展に赴いています。


週末に行ったのはこちらの展示会

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好きすぎて2回行きました!

1日目は純粋に作品をゆっくりと鑑賞するため。

2日目は、ピンクの表紙の本の読書会が開かれるとの事で、覗きに行ってみました。


こちらの読書会では、ピンク展の主催者様の繋がりで集まった出展者様や関係者の方々が自分のお気に入りの本を持ち寄って、それらを交換し、表紙だけ見てどんな話なのかを想像して嘘でもいいから『うわっその本読みたすぎる…!!』って人に思わせる説明をする。

そのあとその本の持ち主が、本物の本の内容をカミングアウトする。


という形式で行われたのですがこれがめちゃくちゃ面白かったのです!


私は紹介された本たちはどれも初見でしたが、参加者のお話がおもしろすぎて普通に紹介された本全部を読んで見たい気持ちになりました✨

本を紹介する方も、かなりの読書家の方が多く紹介されている本の著者の別の本の話からのネタも付け加えて話をしたり、著者の現在の活動についても触れたりしていて何も知らない私でも


『この人たちの言葉の引き出しやお話を構成する力とそれを人に伝える話し方があまりにも凄すぎて思わず笑ってしまう…!!様々な角度で物を見てきた人たちなんだ…めちゃくちゃおもしろいな…』

…と彼らの想像力とそれを本当の話のように語れる知識の深さにも慄き、感動しました…!


読書会、ひたすら楽しい時間でした……

それと同時に私にはまだまだ知らない事が本当にたくさんあるから、全てを知った気になるのは愚かな事だ。 これからも興味を持って学び続けなければ…!と人の宇宙の拡さを痛感しました。


なんで人の宇宙という言い方をしたのかと言うと、出会った人は誰かの知り合いだったみたいな話は多く、物理的な世界のスケールは小さいと感じた事があるので、世界が広いと言う言葉では少し語弊がある…。私の感じた"拡さ"は多分そういう事ではないからです。


脳の情報伝達を司るシナプスは、まるで宇宙のようですよね。 そして人の数だけ感性の数も豊富ですよね。 そんな感じです((ぇ


読書会が終わっても雑談は続き、

主催者様よりピンク展が開催される経緯と裏話をお話ししてくださいました。


とある展示会に来たお客様が散々展示絵画に対して物申していたそうなんですが、その絵画に使われていたピンク色に大変ご立腹なさっていたそうなのです。


主催者様も最初は感情的な気持ちになりましたが、ピンク色にここまで感情を震わせる人がいることを通じて、ピンクという色に不思議さを感じます。

子供の頃はただ"ピンク"という色を好きだと言えたのに、歳を重ねて経験や知恵を重ねていくほど人間は勝手にこの色の持つ性質を複雑に解釈していく、『何故そうなったのだろう?』そこに疑問を持った主催者様が他の人の世界の"ピンク"も見てみたくて、この"ピンク展"という展示会を公募という形で行ったのです。


ピンクと言っても、ただ明るいだけでなく出展者様の人生で培ってきた感性で様々な見え方をするのが不思議でした。


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ピンクはピンクでもこのような表現の仕方もあるのですね…強く、鮮明に心に残る絵です。。


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このような作品もあったり、

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何かピンクでおどろおどろしい気持ちをキャンバスにぶつけたようなモリモリの絵もあったり

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お米が展示してあったり!

(このお米で幸せな家庭を表現したそうです、斬新ですね✨)

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他にはピンクがさりげなく歌詞にあしらわれた、繊細な歌も常に流されていたり、絵に捉われず出展者の思うがままに表現されておりなんとも不思議な光景でした…!


こんなに素晴らしい空間がたった1週間くらいで無くなってしまうのは本当に悲しい。

今まで見てきた展示会の中で1番好きな展示会です。


情報量と質が凄すぎて、もはや何を得たのか…言葉に詰まりますが… 表現の分野はおもしろいですね…浅はかなわたしに言えることはその程度の言葉で申し訳ないですけれども……


表現って本当に様々な形があっておもしろくて、これからも自分の興味に向かって歩みを進めて、様々な物を見て、DAC福岡で表現する技術をつけて私も何か素敵なものを創造していきたいです。



それにしても、私の好きな感じがピンク展にはたくさん詰まっていたのですが、この感じは言葉で表すのは難しい、なんと表現したら良いか該当する言葉がわからない…



ただとても濃密で非日常な素晴らしい体験をさせていただいたことはこの先も、この心の中で残り続けるのでしょうね…。





表現の仕方やその対象は様々ですが、何か一つを極めると自分も意図していなかった境地にたどり着けるのかもしれません。

今のわたしは創作において取り組むことが雑多ですが、いつかひとつのテーマについて考えることとそれをアウトプットする事に挑戦してみたいですね✨




それでは本日もDAC福岡ブログを読んでくださり本当にありがとうございます!!




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