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集中力を取り戻すには推しに見守ってもらうしかないという話【著者:a-K】

昼は半端に暑く、夜は半端に寒い。体調管理が難しいクリエイターやオフィスワーカーにとって今回ほど苦しく、集中力を奪ってくる春がかつて有っただろうか?いや、ちょっとはあったかもしれない。諸説ある。

とにかくただでさえ集中力が欠如している私(あるいはもしかすれば悩みを同じくする目の前の貴方)にとってこのシーズンは厳しい。そんな私の作業を見守り、集中力を支えてくれる存在がいる。それが…

“推し”ッッッ!!

この日は自宅で撮影したが、デジタルアートセンター福岡はもっとキレイな環境で作業ができるので興味のある方は見学を検討してもらいたい

同僚とか上司とか家族の目だとか、魔法のようなビジネステクとかではなく
“推し”を傍らに置いておくことで、私は集中力をキープしている。


★推しへの“愛”の正体こそ集中力である

今回用意した写真にはフィギュアが写っているが、欲を言えば傍らに推しを置く場合はマグカップや文房具といった『手に触れて扱う日用品』の形をしたモノに推しがプリントされた、あるいは最近よくある『推しが使用しているアイテム』を模したグッズが望ましい。真面目な話、これらを利用すること自体が集中力のコントロールの練習になる。

ピンとこないかと思われるので、ひとつ推しのグッズによって集中力がコントロールされる例を挙げる。貴方のカバンに推しのマスコットキーホルダーがぶら下がっているとしよう。

ちなみにこのタイプの金具はカニカンと呼ぶらしい

電車で人混みの中、そのキーホルダーがベンチや他人のカバンに引っかかって千切れるかもしれない。

揺られるうちに金具が緩んだり劣化で砕けたりして落ちてしまう可能性もある。

うっかりコンクリート固めの壁にもたれかかったりしたら大抵のマスコットはズタズタに破損するだろう。


…そういった前提があると、カバンにぶら下がった推しのことが心配になってついカバンを下ろして確認したり、常にソワソワすることとなる。推しを愛しているからこそ。

これが『推しに集中力を奪われている=コントロールされている状態』である。


★「それってむしろ作業の邪魔じゃない?」「否ッ!」

「推しに集中力を奪われている」と書くと却ってそれらを卓上に置くことで、作業の邪魔になるのではないかと思われるだろう。だが本当に(特にクリエイティブな局面において)危機的なのは『集中力が散漫になること』。いってしまえば集中力というエネルギーリソースが一定の方向ではなく、あちこちにバラバラになってしまうことだ。

作業中に意識が散漫になる時というのは「今日の夕飯どうしよう」だの「あれ買いたいんだけどお金がなあ」だの「あの試験のことが気になる」だの「最近テレビが面白い」だの様々なことをつい考えがちな時だ。これではひとつの物事に集中し直すのがえらく大変である。

そういった集中力宙ぶらりんな状態を放置するくらいなら、一先ず貴方の視界に入るだけで熱中出来るもの(つまり集中力を一定方向にコントロールしてくれるもの)を置いておき、その集中力を本来のタスクへと直ぐに移せる状態にしておこうというのが今回伝えたいことなのである(日用品が望ましいのは使用することで強制的に推しへの意識を発生させられるためである)。

※ちなみに家族やペットが大好きという方であればその写真が収まったフレーム等を置く形でも構わない。


★まとめ

集中力が散って困っている方へ向けて、結局今回伝えたかったことは

・集中力が散って色々なことを考えている状態を自覚する
・推しに意識を向けることで散り散りの集中力をまとめ直す
・まとめ直した集中力の矛先を本来のタスクへと向ける


こういうことなのである。
とにかく集中力が足りなくて困っているという方は、まずビジネス本とか呼吸法とか姿勢とか考えるよりもまず大好きなものと一緒に作業するという体験をしてほしい。

他人に仕事を見てもらうのも悪くはないが『物言わぬ友達』に頼ってみるのも悪くはないんじゃあないだろうか。
ましてや”障がい“によって働く力を奪われているのならば、尚更。


著者:a-K(あっけい)

#DAC福岡 #就労支援 #障がいの壁は消えた

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