【感想】やがて黒幕へと至る最適解・1

感想などを書いてみようと思う。

『やがて黒幕へと至る最適解』・1
作:藤木わしろ

ざっくりとしたあらすじ

主の死を回避する為に徹底的に情報収集し方法を考えた後に過去へと戻り少年となった男が情報などを元に最適解連発で仇を簡単に倒す物語であり、お姉さんぶりたい女性陣にジト目を向ける中身拗らせ27歳の少年のかわいさを見守る話。


感想のようなもの

 
忠誠心と恋愛経験値の少なさにより結構な拗らせを見せてめんどくさそうな27歳の男が主人公であればちょっとヤバい作品。だが、それを少年に回帰することで回避するという妙案。回帰復讐ファンタジーというにはエグさはなく、バトルファンタジーというには軽め。だが!
姉ぶるファンタジーであり、少年ジト目ファンタジーと解釈すればしっかりと主題を貫いている!
冗談抜きでそうなのではないかと。
いくつかの事件や出来事の中での共通点といえば、美少女達がみんな主人公の少年に対しお姉さんぶるということ。
なので、拗らせジト目少年ダイスキーにはとってもおすすめ。

ファンタジーとしては未来知識チートや女性陣のチートもあり、サクサク進む印象。短めの文も多く、改行も多い、また、8割以上台詞の応酬のページもある為、刻む感じはあるけれど、長文苦手な方には読みやすいかと。

最適解というフレーズにどこまで共感出来、気持ちの良い爽快感を得られるかが2巻以降気になるところ。個人的には最適解を求めるが故にリスクを負うなど若干ピンチも見てみたい気持ち。
ただ、そういう展開の為に1巻はあまりにもスムーズだったのかもしれないとも思っている。
いろいろな謎が散りばめられている上に、家やキャラクターがどどっと出てきているのでそれがどう絡んでいくのか、気になる要素はとても多い。

設定の作り方やかっこいいフレーズの使い方など勉強になった。
あと、お姉さんぶる女性はかわいいと勉強になった。

気になる方は読んでみてください。

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