やらせクッキング

こんにちは、グルメ研究家の頃須味 覚(ころすみ かく)です。
今回作る料理は、『魚とキノコのグリルソテー』
あまり具体的に決めては、それに固執してしまうのでこの程度に留めておくのが良いでしょう。
えぇ、今回も、食料から探しておきますよ。


山に来ました。
キノコと言えば山ですからね。
さぁ早速探すぞ〜

しばらくして

おっ、あれそうじゃない?
あ〜見つけましたよ!しかも松茸!

しかもこんなに大量!

これは幸先良いですね。
我ながらあまりのすごさに感嘆の声が漏れ出ます。
これだけあればきのこはもう十分でしょう。
次は魚、やっていきましょう。


川にやってきました。
清流が綺麗ですね~
実は釣りOKの川を見つけるのにリアルに3日かかってるので、松茸の鮮度が心配です。


3日放置したおかげで鮮度が心配な松茸

いや~あれからそこそこ経ちましたが、全くヒットしませんね。
飽きてきたわ。

ぐぐぐ……

お?ヒットしたか?

ぐぐぐぐ…

でかいぞ!ひけー!

ざばーん

釣れました!
いやー立派な鮭です!

もうこの二つで十分ですよね。
それでは、調理パートに突入します。


料理とは、1である。
それと同時に、全でもある。
私は、1を知りたい。
そしていつか、全を知ることが出来たなら…

ごめんなさいこれ以上思いつかないのでさっさと調理パートいきます。

まずは松茸を調理してゆきます。
まぁね、うん。
みんなも解るとおもうけどさぁ。
松茸ってのは、ソテーが一番うめーのよ。
つまりこの企画、最早松茸の為に作られてるといっても過言ではないのよ。

そいじゃあ焼いてきます。
火加減は強火、ドリップを最小限に抑えます。

じゅーじゅー

…まだかな?
イイヤまだだ。まだに違いない。

じゅーじゅー

…そろそろか?
ここの見極めがまた非常に難しい。
君たちは松茸なんかめったに焼かないだろうから分からないだろうが、焼き松茸はてっちりと同じくらい焼き加減が重要なんです。
ちなみにてっちりは良い店だと、1グループに女将さんが付きっきりで鍋の様子を見る。
その位焼き加減で味が変わってしまう繊細な食べ物なので、無駄話なんかしてしまった日には、焼き松茸は完全に崩壊し、全くの別物に―――

じゅーじゅーばりばり

あっやべ。


焼きあがったものにドミグラスソースをかければ完成です。
あっ付け合わせはさっき買ってきました。
その辺に落ちてなかったので。


気を取り直していきましょう。
時間は待ってくれません。
グリル(料理名)を作るため、鮭はグリル(料理器具)行きです。
鮭にはアニサキスが混入している場合があるのでしっかり焼いていきましょう。
ここで妥協してはいけません。

がーがー

グリルは時間指定で出来上がるので楽ちんです。
そうなると暇で仕方ないですが、それもまた料理なんだと思います。
そうしないとやっていけないのでそうに決まってます。

がーがーーぼっっっ

げっ!火事だ!
火加減強すぎたか!?
急いで逃げろー

あっ消火器だ!
くらえ渾身の消火だーーー!!

しゃーー

まだまだー!

しゃーー

もうすぐだー!

しゃーー

消火器の煙って白いらしいね

ふぅ…危うく大惨事だった。
何はともあれ、これですべての調理が終了しました!
テーブルに盛り付けたらいよいよ完成です!

美味しそー!
では早速いただきま…

はぁ……

あのさぁ。
こんなの食べなくってもさぁ。
旨いって判んじゃん?


次回は肉を焼く。
肉なら余裕っしょ、ちげぇねぇよ。
お楽しみに!

fin

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