【ブリッジ】Vol.39 UTSUNOMIYA BREX.EXEの斉藤諒馬が3x3日本代表になるまで
青山学院大学時代に3x3と出会った斉藤諒馬は、卒業後に就職。リーマンボーラーとしてバスケを続けたが、その比重は3人制よりも5人制だった。そんな彼から“3x3日本代表”入りの目標を聞いたのは、昨年4月にUTSUNOMIYA BREX.EXEの一員として出場した3x3世界No.1クラブを決めるツアー大会「FIBA 3x3 ワールドツアー 宇都宮オープナー」でのことだった。そして1年後、彼は本当に日の丸を背負うまでになった。ひたむきに競技へ取り組んできた25歳に話を訊いた(取材日:6月11日)。
デビュー2戦目で優勝…「自信になりました」
大橋 3x3のデビューは、大学3年生だった2019年に出場した3x3日本選手権の東京都予選です。どんなきっかけだったんですか。
諒馬 WILL(=スポーツマネジメント会社)の(鄭)竜基さんが青学へ来られて「オフシーズンの冬に3x3をやってみないか」とお誘いいただきました。当時3x3についてはTOKYO DIMEという名前を知っていたぐらいで、本当にどういうものなのか、興味本位でやったのがはじまりです。
大橋 その翌日に出場した「3x3.EXE TOURNAMENT」では、そのTOKYO DIMEを破って優勝しましたね。初めての3x3で良いスタートだったと思いますが、実際やってみてどうでしたか。
諒馬 初めて3x3をやったときの印象は、何だ!このきついスポーツは!というものでした(笑)。でもディフェンスやリバウンドなど持ち味が活かせるので、すごく自分に向いていると感じましたね。DIMEとの試合は相手が3人でしたが、勝ち切れて嬉しかったですし、DIMEのメンバーやスタッフの皆さんからも「いいね!」と言ってもらえたので、自信になりました。
大橋 その後、大学卒業後は就職をされました。4年生のとき、どんな進路選択を考えたのですか。
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