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エンドラインからの景色 vol.43 B.LEAGUE 第17節 千葉ジェッツふなばしvs秋田ノーザンハピネッツ ジョンHC、金近選手、内尾選手試合後会見

 エンドラインからは選手たちの熱く激しいプレーや、そこからしか見えない表情がある。ダブドリ編集部が撮影した中から厳選し、写真とともにゲームを振り返っていく。vol.43では、1月17日に行われたB.LEAGUE 第17節 千葉ジェッツふなばし vs 秋田ノーザンハピネッツをピックアップ。最後に千葉のジョン・パトリックヘッドコーチ、金近廉選手、内尾総理選手の会見を掲載、また秋田の会見動画を転載させていただく。(写真・文 = 宮本將廣)

ジョン・パトリックHC会見

宮本 今日はオフェンスに関して伺いたいのですが、(ゼイビア)クックス選手が加入して彼がボールを持って来てエントリーできる。そして、富樫選手がコーナーにスプリントできるので、富樫選手の力を活かすことができるというか、ディフェンスも彼への警戒が強くなっていましたよね。シーズン序盤よりもフロアバランスがすごく良くなったし、速いのではなくスムーズにオフェンスに入って来れるようになったと感じました。今シーズンの千葉さんは試合数が多いので、練習できていないと話されていましたが、試合をこなすからこそ得られたものもあるのかなと感じました。ヘッドコーチは今のオフェンスをどのように捉えているでしょうか?
ジョン そうですね。今日は秋田さんに対してこれが効くだろうというフォーメーションを多く使いました。その辺りは、相手のディフェンスによって変化をさせていくのですが、今日は(荒尾)岳が入っても、アイラ(ブラウン)が入っても、チェイススクリーンを使えたところがすごくよかったと思います。岳が11分ぐらいの出場でプラス18という数字を出していて、スクリーンをかける価値を感じてくれたと思います。ゼイビア(クックス)が入る前は、昨シーズンにギャビン(エドワーズ)がやっていたしっかりとスクリーンをかけるというプレーがあまりできなかった。今日はアイラも岳もゼイビアもボールハンドリングをしてからのチェイススクリーンがすごく効果的に行ってくれたと思います。やっていることはプレシーズンからずっと一緒ですし、昨シーズンもそう、ヨーロッパでも使っているフォーメーションなんですが、相手のピックディフェンスとか、ディナイとかをしっかりと見極めて、どこでオープンシュートを作るのかができてきました。ボールを動かして、チェイススクリーンでアドバンテージを取れたので、よかったと思います。

金近廉選手会見

宮本 プレシーズンの頃から何度か取材をさせてもらっていますが、表情がすごく良くなった印象があります。勝手なイメージですが、成長曲線っていうのはぐんと伸びたり、右肩上がりではないと思っていて、どうしてもうまくいかない時期がある。ヘッドコーチもステップバイステップだっていう話をしていたんですが、金近選手自身もプレーシーズンとかシーズン序盤は、「今はこれができていない」というような、課題を感じていたようなところがあったと思うですけど、バイウィーク明けで何かブレイクスルーできたみたいなタイミングがあったんですか?
金近 自分として一番きっかけになったことは、嬉しいことではないんですけど、二上選手が怪我をしてしまって、原選手も1、2ヶ月できないという状況になったことです。同じポジションの選手が怪我をしてしまって、その役割を自分が担わないといけなくなった。自分はその2人にすごく助けてもらって最初の頃を戦っていたので、自分が変わらないといけないと思いました。それまでも責任感がなかったわけではないんですけど、より強く持つようになりましたし、チームも勝てていなかったので……。その後ももちろんうまくいかない試合ももちろんあったんですけど、プレータイムも徐々に勝ち取ることができて、ヘッドコーチからの信頼も感じられるようになってきたので、そこが大きかったと感じています。
宮本 ありがとうございます。今日のプレーを見ていて、ショットのリリースポイントが安定した印象があったんですけど、何かワークアウトなどできっかけを掴んだとかがあったんですか?
金近 シーズンが始まってからは試合が多いので、あまりワークアウトをできていないのですが、千葉では自分がボールを持ってドリブルからシュートを打つ役割もやらせてもらっているので、そこが安定してきた感触はあります。スポットのシュートに関しては西村選手とかもそうなんですけど、シューティングをしてどうこうというよりは、自信を持って打ち切ることが一番大事だと考えています。シュートが入っていない時はループが低い時が多いので、そこは意識していますけど、あとは何も考えずに打ち切ることを大切にしてますね。

内尾総理選手会見

宮本 リーグ戦デビューと初得点おめでとうございます。4月に琉球戦が残っているといますが、熊本出身で中学の頃から一緒にやっていた脇選手(琉球ゴールデンキングス)との対戦が僕もすごく楽しみです。そこまでにどんなプレーヤーになって、どんな状況で脇選手と対戦したいみたいな短期的な目標などはありますか?
内尾 そうですね。自分の持ち味はディフェンスなので、そこを活かしていきたいなと思っています。ディフェンスができればプレータイムを勝ち取れることもできると思うので、4月には脇とBリーグの舞台でマッチアップして、1on1をガチンコでできればいいなと思います。
宮本 楽しみにしてます。内尾選手は千葉で、脇選手は琉球というトップチームに加入したわけですが、その過程の中で脇選手と何か話したことで印象に残っていることなどはありましたか?
内尾 脇は割と早い段階でチームを決めていたと思うんですけど、自分は他のチームにも練習参加させてもらったりしていて、「どこでやっていてもお互い頑張ろう」っていう会話はしましたし、ジェッツに決めさせてもらってからも頑張ろうねって話もしました。そのあとは特に話してはいないんですけど、これからまた色々話すことがあると思うので、楽しみにしています。

秋田ノーザンハピネッツ前田HC会見、長谷川暢選手コメント

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