Vol.1 僕にはDabelがある
ー草取りとオ片付けする精神科医のDabelライフー
お片づけを始めたのは、夏の終わり。
京都とロサンゼルスの間の距離。
朝6時半と午後2時半の時差。
アニさんは精神科医。
ワタクシ、かっぱはロサンゼルスで民泊経営。
音声アプリDabelで繋がったふたりは、
自他共認める、多動なお片づけ下手。
こんまり読んで、ぜったいキレイにしたい二人。
Dabel上で、日本時間午前6時半に海を挟んでお片付けが始まる。
10月6日のぜったいキレイ#32。
エドワード・ヴァン・ヘイレンが亡くなった。音楽好きなアニさんがその死を悲しみ、永遠の少年エディについての語りから始まる。いつものお片づけ配信の中で、アニさんにDabelとの出会いについて取材した。
*アニさんのDabelとの出会い
かっぱ(か):Dabel、いつ頃に始めたの?アニ(ア):5月くらいじゃないですかね?タカさんがDabelにめちゃくちゃハマって、ファウンダーがこんなにハマるアプリって、なんかすごくない?って言いつつ、その後に、バーンアウトして動けなくなったって話を読んで「そこまで、燃え尽きるくらいハマっちゃうのか?」と思って入った。
アニさんの心を掴んだタカさんのnoteの記事。
か:それって、Twitterで見たの?(上記の記事でした)
ア:元々井口さんとは京都のマテリアル京都で、
「ADHDとAI 人工知能は人のココロに寄り添えるのか?」っていうイベントでたまたま会って。元々ヨシュアくんを知り合いから紹介されて、こういうのがあるよ、っていうことで、行ったんですよ。それで、何回かそのシリーズに行って、FacebookやTwitterでフォローして。その頃、Dabelじゃなくて、Ear.lyって 言ってたかな。そんな感じでDabelのこと、何となく知ってた。
ヨシュアくん:タカさんの起業仲間
Ear.ly: イヤドットリーと読む。Dabelになる前に、こう呼ばれてた模様。
*アニさんのDabel体験
か:そうなんだ。Dabelにアニさんが入ってきたの、覚えてるよ。
ア:一番最初ね、えっと、わんからさんかな。(入った配信のこと)
か:あぁ、わんちゃんがよく出てた頃だね。(わんちゃん=わんからさん)
ア:そうそう、わんからさんの配信に入って、そして、ものさしさんかな。それで、ナセリもいて。その1週間後くらいに自分で配信したかな。
か:あの二人がよく配信してた頃だね。
ア:で、わんからさんが「じゃ、ぜひ対談しましょう!」って話になって。
か:あ、駄弁っていいとも?(8時間ぶっ続けの対談配信byものさしさん)
ア:じゃなくて、オ茶わんかな。で、指定された日に行ったら、しほりんさんの番で。わんからさん、間違えてたんですけどw
で、わんからさんからは、適当にジョインしてしゃべってくださいって言われていたので、「入っていかないといけないんだ」と勘違いして、デザインの話かなんかしてるところに、自分のデザイン論みたいな話を、そうそうたるメンバーの前でいっぱいしゃべちゃって。笑
後から、これ、配信間違ってるんだってことに気がついて、「呼ばれてない、お呼びでない?」っていう、まさに、あのなんとも言えない感じ、子供の頃に経験してずっと覚えている恥ずかしい感じだったのかと。でも、その時、みんなが、あまりお呼びでないって言わなくて、話を聞いて迎えてくれたからちゃんと定着しましたけど。
*アニさんの最初の居場所
か:で、ナセリの配信で結構ハマったよね。
ア:そうですね
か:あそこに、あの場を荒らしまくる外国の男性が来て。笑
ア:あれで結束感が高まって。ちょっと危機感を感じたから、みんなで結束するしかないって。
そういう意味では、彼は貢献してくれてた。
か:そうだね。私なんかは、「あ、この3人、また対策会議してる!」って、見てました。笑
ア:そうですね、結構、キャラクターが際立ちましたからね。あの緊迫した状況で。屈託のないナセリと心配性のしゅぺさんと、なんか、ちょっと、やや引き気味の僕みたいな感じで。笑
か:あそこ、時々、ピカチュウもきてたよね。
ア:そうそう。ピカチュウさんもよく絡んでくれてましたよね。だいたい最初の頃の見知り合って話したのは、サハラさんとかね。サハラさんは、あのマップを作ってる配信に、それこそ、ボタン押し間違えて間違って入っちゃって。
か:あるある(笑)
【 naseriの配信:この時間に覚醒した皆様】
不定期に深夜に立ち上がるラウンジには、ホストのnaseriとしゅぺさん、アニさんがいつもいる。日本語コミュニティが出来始めた頃にレギュラーなメンツが固定した配信のひとつ。
*顔より声?アニさんの発見
か:どうですか?このコロナ禍で、このDabel、使ってみて。もちろん、楽しんで使っていると思うんですが、どんなことを感じられましたか?あ、すごい、笑 本当にインタビューみたいになっちゃって。すみません。笑
ア:なんか、あのう、ひとつは、その、顔が見えないコミュニケーションの方がいいという発見はすごい、大発見ですね。顔が見えない方が、むしろいいっていうことは、ホント、パラダイムシフトですよ。
か:へー
ア:うーん。だって、やっぱり、コミュニケーションって、むしろ言葉よりも非言語的な部分が大事だっていう話もあったりして、顔が見えないとか表情が読み取れないってことっていうのは、コミュニケーションのハンデになるっていうのが定説かなと思っていたんですけど、視覚じゃなくても、なんていうかな、非言語的なコミュニケーションがあるっていう、そう、音声だけの非言語的コミュニケーションってあるんだなって、Dabelで感じました。間合いであったりとか、空気感みたいなものであったりとか、そういうもので、ある程度、非言語的なコミュニケーションって代償されるというか、うん、そういうことをまず感じて。
か:ふんふん
ア:しかも、ブラインドの人たちが使っているというのがすごいエビデンスじゃないですか?
か:そうだね
ア:彼らがこの空間にマッチするっていうのが音声だけで暮らしている人たちが認めているっていうことが、エビデンスというか証明になるかなあと。
最初は自分の仕事に絡めて、コミュニケーションの可能性を探るみたいな、そういう興味がありましたけれども。Dabelがいかに、コミュニケーションの新たな本質を具現しているというか、表現しているというか、すごくそれにエキサイトしていたというか。
あとは、タカさんとその界隈の話が面白いですよね。テクノロジーとかデザインの話も好きなので、コアな人たちというか、本当のクリエーターの人たちの話が聞けるというのが、最初は。
か:そういえば、タカさんと地元で会ってましたよね?
ア:実際にはあってないですけど、Dabelで二アミスしてましたね。
か:あ、そうなんだ。
ア:会ったような感じでしたが、会ってはないですね。
か:ちょうどストリーム聞いてて、近くにいるんだなって。
ア:多分、最初の方の家に帰るっていう、車で家に帰る時に配信していた時だと思うんですけど。
*居場所をつくる音のセカイ
か:今は、どんな感じでDabelを使ってますか?
ア:今は草を抜くというのが、もう自分の、こう、与えられた居場所かなと。笑
何やってますかと、Dabelで聞かれたら、「草抜いてます」って。自分なりには大分気に入ってます。
誰が何と言おうと、やってることには間違いないんで。何か「いいこと言ってます!」いうのは、「そんなの別に役に立たねえよ」って言われたら凹むので。
実際、その草を抜く作業って、先延ばしにしつづきていた、その時の課題だったので。草を抜くアイデアっていうのは、草を抜き始める前に、しおじさんのストリームで、何でもいいから、アプリのアイデアを出すっていう配信があって。草を抜いて欲しい人を集めるアプリあったらどう?としおじさんがいうので、欲しい!っていうとこから着想をえて。ダベルで抜けばいいんじゃないかと。
その前は、原稿を書くという配信をしていました。それも、先延ばしにしてできてなかったことをやってた。締め切りまで、ずっと書いてましたよね。
そう、ちょうど昨日、その本が出たんです。
あ、時間になってしまった!かっぱさん、また明日!
(*トップの写真は草取り前、下の写真は草取り後のアニさんの庭)
インタビュー/文 かっぱ
追記
アニさんとは、朝のラウンジで、一緒にお片づけをしながら、たくさんお話をしています。ある日、アニさんが、コロナ禍で世の中の人たちが、人と話す機会が激減して、精神的に参ってしまってる人が増えているというニュースなどを聞く度に、「僕にはDabelがある」って、心の中でつぶやくんだと嬉しそうに言ったのがとても素敵で。この記事を書く間、そのアニさんの声を思いながら、幸せのお裾分けをしてもらいました。ありがとう、アニさん。これからもよろしく。
記事の中に出てくるDabelの人、こと、もの、言葉の辞典Dabelipedia(仮)を妄想しています。一緒にこの件について駄べりたい人、ご連絡くださいね!
今回の登場人物&配信タイトルほか
タカさん ヨシュアくん わんからさん ものさしさん しほりん ナセリ
しゅぺ ピカチュウ しおじ かっぱ サハラさん アニ
オ茶わん 駄弁っていいとも! マッピング配信
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