森本問題の出発点。

この問題の専門家と言われる菅野 完氏によると、

① 建設便宜問題
② 塚本幼稚園虐待問題
③ 国会虚偽答弁問題

大まかに3つの問題があるとされている。
取材力を持たない僕が語れる事など本来ないのだが、只一つ語れる事がある。
【マスコミはこの3つの問題をどの様に報じたか?】だ。
マスコミによる【意図された報道】で創られたイメージで【人物を語る】事が如何に危険で時に【非人道的】なモノであるかを記していきたいと思う。

1、報道の出発点は本当はドコだったのか?

一般的に①建設便宜問題 が報道の出発点であるかのように見えるが実際は②塚本幼稚園虐待問題 が根底にあると僕は考えている。

虐待を疑われるような幼稚園でなかった場合、その系列私立小学校建設へ疑義を持つ者はいなかったのではないだろうか?
一部で【思想教育】といわれる教育方針をとる籠池氏に対する【反思想者の運動原理】が今回の報道の根底に色濃くこびりついている。

それは司会やコメンテーター又は専門家と言われる人達の言動を画一化させ【発言者本人の意識、無意識に関わらず】ある方向へと視聴者をいざなう磁場を発生し視聴者からのフィードバックが更に発言者の言動を過熱させる螺旋を作り続けているのだ。

【現代にそぐわない異端な教育者像】ありきの『思想に共鳴し便宜を図る政治家が【いたに違いない】』ならば『真相を究明するのはマスコミの義務』とばかりに籠池氏に【思想的親和性】の高い人達を糾弾する【思想裁判】を展開しつつあるのが現状ではないだろうか?

実際、前述した菅野氏は②塚本幼稚園虐待問題 から関わりを深めている。
菅野氏がある程度の戦略性を持って①建設便宜問題 を追求しているのはその著述『日本会議の研究』に記されている『ハラスメント』を内包する【思想】を可視化する為ではないだろうか?

2、歪められた籠池像を正確に捉えたのも『菅野 完』

籠池夫妻に対する人物評を問われ『普通の大阪のおっちゃんとおばちゃん』とTV番組で答えたのも菅野氏である。
菅野氏には『普通の大阪のおっちゃんとおばちゃん』が【虐待】をしていたのか否か?聞いてみたいものだがソレは氏が記される事だろう。

一方、マスコミには未だに籠池氏夫妻が『普通の大阪のおっちゃんとおばちゃん』であるという扱いは見受けられない。
一度自分たちが創り上げてしまった【籠池像】を崩す事が出来ないのだ。

故に、『籠池はアレな人』という言説が蔓延する事になる。
これは現時点でなんら【犯罪性が確定していない人】をメディアスクラムで抹殺する行為ともいえるのではないか?
マスコミの使う言葉は『疑いがもたれている』『~の様に見える』『~と言われている』『~でないのはおかしい』だ。

全てが明らかになり何らかの違法性が見つかったとして【ソノ罪に勝る過分な罰】を籠池氏にもたらした場合、その責を取るものなどいるわけが無い。

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