【疾患解説】ヘルニアNote更新 30日目
おはようございます
本日はヘルニアについてお話していきます
よろしくお願いします!
そもそもヘルニアって??
皆さんの中でもヘルニアだね~と
病院で診断された方いらっしゃるのではないでしょうか?
ヘルニアというのは
本来あるべき位置から脱出した状態を指す
ラテン語の言葉です
鼠径ヘルニア(脱腸)
臍ヘルニア(でべそ)
椎間板ヘルニア
等ヘルニアと呼ばれる疾患は数ありますが
皆さんの中で最も身近なのは
椎間板ヘルニアではないでしょうか??
椎間板ヘルニアとは?
脊柱(背骨)は椎骨というツナ缶に突起が生えたような骨が
何個も重なり合って構成されています
椎骨と椎骨の間には椎間板という
軟骨組織があります
椎間板は中央にある水分に富んだゼリー状の髄核(ずいかく)
と髄核の周りを囲む線維輪(せんいりん)から構成されます
椎間板の大きな役割は
背骨にかかる負荷を緩衝させることです
クッションのような役割をしており
髄核が中身 線維輪がクッションカバーです
このクッションカバーが何らかの原因で破れて
中身の髄核が飛び出して
背骨の後ろにある神経を圧迫してしまっているのが
椎間板ヘルニアの病態です
椎間板は
首(頚椎)背中(胸椎)腰(腰椎)
の椎骨間に存在しますが
最もヘルニアになりやすいのが腰椎で
5個ある腰椎の中でも4番目と5番目の間
で最もヘルニアが多く起こります
腰椎は構造的に不安定で
背骨の下部に位置するので最も負荷がかかる事が
理由として考えられます
腰椎椎間板ヘルニアの症状は
・腰痛
・足の痺れ 筋力低下 知覚麻痺 等の神経症状
重篤な場合は排尿障害(失禁 無尿)等です
神経症状が重篤な場合や
排尿障害が見られる場合は
緊急手術が必要となるので
このような症状が見られた場合は迷わず病院を
受診して下さい。
上記以外の場合は
飛び出してしまった髄核を
マクロファージという細胞が異物として認識し
バクバク食べてくれるので
保存療法で経過を見ていくと
自然に治癒していくと言われています
ちなみに
椎間板は軟骨組織のため線維輪の血管は乏しく
中心部は全くありません
そのため一度損傷すると症状は消失しても
組織が元に戻ることはないので
ヘルニアにならないためにも予防が大切です
長くなってきましたので
明日はヘルニアの注意点と
予防について書いていこうと思います
本日もありがとうございました
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前田 悠介
ピラティス
名古屋市 東区 東桜2-3-7
東カンビル 2F
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「関わる方の健康作りのお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております
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