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【疾患解説】肩関節周囲炎(五十肩)#87

おはようございます
今日は前回の続きで肩関節周囲炎(五十肩)
について解説していきます


この記事をオススメしたい方
・今五十肩に悩んでいる
・対処法を知りたい
・肩が痛くて夜眠れない
・五十肩について知りたい

それでは本日もよろしくお願いします!


前回のおさらいになりますが五十肩は


炎症期→拘縮期→回復期


という3つの病期に
分かれているのが五十肩の特徴です



今日は炎症期~拘縮期前半
の対処法について
お話させていただきます


肩の負担を減らす

炎症期は
その名の通り。肩の関節に炎症が
最も強く起こっている期間です



痛みが強く
じっとしていてもうずくような痛みがあったり
肩を少し動かそうとしただけて
強い痛みを伴う事もあります


そのため肩を出来るだけ動かさない
というのがポイントになります


特にじっとしていても痛みが強い方は
三角巾等で肩を固定するのも一つの方法です



三角巾以外にも


肩にかかる重力の影響をを少しでも
防ぐのが目的なので
パーカーの前ポケットに腕を入れるのも一つです
(ダルダルだとあまり意味をなしません)



注意点
重力を軽減することで
痛みが増すケースもあります

実際にやってみて痛みが増すようであれば
固定は行わないでください

また固定を長期に行うことで拘縮期を
長引かせてしまうことも考えられるので
痛みが強いときの最終手段とお考えください


また大きな可動域を必要とする動作
・上の棚に手を伸ばす
・後ろにある物を取る
・背中を掻く

などの動作は手だけで動かさず
身体を目的物に近づけて
腕を動かす範囲を狭めた上で行いましょう


また服を着る時は痛い方から袖に手を通し
脱ぐ時は痛くない方から脱ぐ事で
患部の負担を減らすことが出来ますよ


夜の痛み

五十肩の最大の特徴が夜間の痛みです


夜間の痛みの原因は



肩甲骨の一番外側の肩峰と呼ばれる部分の
下側の上腕骨との間の圧力が高まる事が原因とされています


この圧を除圧するためのポイントとして


仰向けで寝る場合は
肘の下にタオルや枕置いて
肩より肘を高くする方法です




これにより腕の重みを減らし
肩にかかる負担を減少させます


また横向きの時は
抱き枕やタオルを脇の下に入れることで
同様の効果が得られます


睡眠は最初の2時間が一番深く
身体を休息させる時間と言われています


少なくとも最初の2時間は熟睡できるように
寝る姿勢を工夫してみてください


まとめ


痛みはただ単に痛いという感覚だけではなく
恐怖感 不快感 イライラ等の
情動面にも深く関与します


痛みが強いと気分も落ちて
何なら少し怖いですよね


この炎症期に痛みを多く再現させてしまうことで
次からの拘縮期 回復期が長引いてしまう
可能性も高まります


前回もお伝えしましたが痛みが強い場合は
近くの整形外科に受診し
注射や薬物療法


痛みをコントロールすることを
おすすめします


炎症期~拘縮期前半は一番大変な時期ですが
この記事が少しでも皆様のお役に立てると幸いです

本日もありがとうございました!


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前田 悠介

治療院
出張治療院 悠~はるか~ 岐阜院
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ピラティス
名古屋市 東区 東桜2-3-7
東カンビル 2F
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「関わる方の健康をお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております

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