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【疾患解説】ヘルニアについて2 Note更新 31日目

おはようございます。
本日はヘルニアについての
続きを書いていきます。

本日もよろしくお願いします!

まず予防法ですが


ヘルニアにならないために気をつけることを
一つあげるとすると
腰が丸まりすぎないように気をつけるです

ヘルニアの病態は
椎間板の髄核が後ろに飛び出してしまい
神経を圧迫するというものでした


腰が丸くなるというのは
下写真のような椅子にだらんと
座っているような状態です


ちょっと極端ですが笑
このように上半身の重心が後ろに
骨盤が前方に移動してしまっていると

中の背骨(腰椎)は下記図の右側の状態になります

引用 船越鍼灸接骨院様

専門用語で腰椎の屈曲という動きになりますが屈曲が過度に起こると

椎骨の前側が圧縮 後ろ側が伸長されるストレスがかかります

すると髄核は自然と後方に移動するためヘルニアの発生機序
同様の形を取ることになります

現場でも
デスクワークが長い方
現場で屈む仕事が多い方など

腰椎を屈曲する機会が多い方が
ヘルニアと診断されている印象です

じゃあ姿勢を良くすればいいじゃん
ということになりますが

ただ単に姿勢を良くするのではなく
ピラティスのエロンゲーションを意識
すると良いです

エロンゲーション(軸の伸長)を意識することで
椎骨と椎骨の間が広がり圧縮のストレスを軽減
することが出来ます

正しいイメージとしては
首を天井から引っ張られるように
長くしておくことです。

よくやりがちな間違いは
胸を張る動作です
胸を張ると肋骨が前に移動し腰椎は反対に
反り腰になってしまいます。

これはこれで腰椎に負担がかかる姿勢なので
注意が必要です

ヘルニアの注意点


それはヘルニア=腰痛ではない
ということです

ジョージワシントン大学の研究によると
過去にまったく腰痛を経験したことのない人を、MRI検査において観察したところ、60歳以下の1/5にヘルニアが認められ、半数の人に椎間板の膨らみがみられたということがわかっています

上の研究から
ヘルニアがある人でも無症状の場合が多くあるよ
ということになります

そしてあくまでも
ヘルニアによる症状は
しびれ 筋力低下 知覚異常などの
神経症状です。

上記のような症状が無く
腰痛だけでヘルニアと診断された場合は
痛みの原因はヘルニア以外にあることが多いです

ヘルニアと診断されたけど
腰痛がなかなか改善しない
という方がいらっしゃったら
一度周りの治療家の方に相談してみると良いかもしれません


ということで2日続けて
ヘルニアの簡単な解説でした
本日もありがとうございました


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前田 悠介


ピラティス
名古屋市 東区 東桜2-3-7
東カンビル 2F
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「関わる方の健康作りのお手伝い」
を生涯理念に日々邁進しております

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