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人は愛を待つことはできない

アヴィーチーのwaiting for loveを聞いた。
有名だよね。そもそもアヴィーチーが有名だし。てかYouTubeの再生回数10億とかいってた気がする。桁がデカすぎて凄い以外の感想が出て来ない回数。
PVも見た。おじいちゃんが、最愛のおばあちゃんを探すために魔改造された電動車椅子で旅するやつ。
アウトローなバイカー達と走る様はシュールなのに、何故か格好よく見えた。

耳に残る、一週間でおじいちゃんが最愛と分たれてからの人生を表した歌詞。歌えるようになりてぇ。
そういえば、歌詞はひたすら愛を待つことを謳っているのにPVではしっかりがっつり冒険している。
究極的に受動的な愛を歌う歌詞と、それでも愛を探し求めることをやめられない主人公。
なんだか人の本質のようだなあと思う。
人間は何をどれだけ諦めたって、結局誰かからの愛が欲しい。人は簡単に自分を愛せないから、他人の愛が欲しくて欲しくてたまらない。
そうやって人間は支え合う。手を繋ぎ、共に歩み、人生の困難を乗り越えようとする。もちろん他人同士だからうまくいかない時もあるけど。
己を見つめ、己の中の己と向き合って乗り越える人もいる。これも決して簡単なことじゃない。

努力しても愛されないと感じる人は、努力しなくても愛される人を妬むだろう。かといって己を簡単に愛することもできないから、死を望む。これなら生まれてこない方が何百倍もマシだったって思う。

誰でも、愛が欲しいのだ。愛によって生きるのだ。多分。知らんけど。

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