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2015年、南仏・中伊への旅の記録6

「2015年、南仏・中伊への旅の記録」一番最初へ

●アオスタ 2015/8/16

朝飯のカフェで朝食券を出したら、カプチーノとオレンジジュースとジャム入りのクロワッサンを出してくれた。

昨日のホテルにマウスを忘れたようなので行ってみることにした。雨が降ってきて、傘をさして歩く。20分くらいで到着して聞いたら、ある、と言う。よかった。
マウスを無事回収して、帰り道に見つけた大きな洋服屋の看板にマーケットと書いてある感じなので、入ってみたら、地下がスーパーになっていた。
これでやっと野菜が食べられる。
朝、クロワッサン。昼夜はパニーニとかピザ、パスタ。トラッテリアやピッツェリアのメニューからサラダを探せないので、粉物が多くなっている。
ミックスになったサラダとかビールなどを買った。あと2泊なので加減が難しい。移動用の非常食にビスケットも購入する。

帰り道で雨がやんだ。宿について、wifiのパスワードを改めて聞くが、昨日ので間違いないという。
試しにiphoneに入れたらOKなので、部屋に戻ってMBPに入れるけど、ダメ。うーん。なんでだろう。
電波が弱いとダメなのかと思って、2階に行ってやってみたらできた。そのまま部屋に戻ってwifiを使おうとすると、だめ。電波マーク2つくらい来てるんだけどな。
しょうがないので2階のレナートの部屋の前のテラスでアクセスさせてもらう。
電源がないから長時間は無理だけど、テラスからは山が見えて、環境はかなりいい。
wifiはOKだが、インターネット自体が遅いのか、FBやgoogle系はあまりうまくアクセス出来ない。ガンガン使うには次の移動を待って水曜日からになりそう。またはwifiのあるカフェに行ってみるとか。 今日は日曜日だから、wifiなくても困らないけれど、明日はカフェかな?

一旦部屋に戻って、さっきの野菜を食べる。食器がないので、袋から手づかみだ。ヨーグルトと一緒に食べたら、素敵なランチになった。これじゃあ足りないので、あとで外でパニーニでも食べよう。 気温は低いままだが晴れてきたので、午後はロープウェイで、山に登ってみようと思う。

午後、まず駅に行き、移動の手配。山越えのバスでフランスに入ろうかと思ったが、トンネルばかりで山は見えないらしい。しかもフランス側の列車の切符は、向こうに行かないと買えない。ってことは、下手をするとアビニョンに辿りつけない可能性がある。 だから確実に列車での移動を選んだ。
駅で英語通じないものの、なんとか意思を伝えた。結局トリノまで戻って、そこからニース、アビニョンとTGV乗り継ぎで移動、ということらしい。ところがTGVの席がないそうで、この路線は却下。一度クレジットカードで払った91.4€はキャンセルだ。 ちゃんとキャンセルされてるかな?
次に選んでくれた路線はトリノからジェノバへ行き(フランスから来た時と一緒)、ジェノバからTGV乗り継ぎでニース、アビニョン。これが115.45€。高くなったけどしょうがない。こっちのほうがアビニョンに早くつくので(出発も早いけど)、向こうでの便を考えたら正解かも。 と言っても、これっきゃ選べないんだけどね。

切符を買って、駅裏にあるロープウェイの駅に行ったら、昼は休みで、午後は2時15分からと判明。あらら、まだ45分もあるぞ。
周りには駐車場しかないところなので、駅まで戻り、駅のカフェで軽く昼食にした。

ロープウエイには自転車が積める。上はBMXのコースがあるようで、10人くらいの人が自転車と一緒に上がっていく。でも自転車と人1人でゴンドラ1つを使っちゃうので、あまり効率的とは言えない。 本当はスキー客用なのだろうけど、夏は自転車にも、という感じだ。
途中2つの駅を経由して、上の駅についた。さらにもうひとつ上までリフトがあって、自転車組はリフトの後ろに自転車を載せて上がっていく。上からスキーみたいにダウンヒルコースを何回も降りるのだろう。 オレも上まで行くつもりだったのだが、いかなくても十分景色がいいし、遠くの山は雲に隠れて見えないので、上に行ってもそれは同じだ。
ということで、そこから近場のコースを歩く。30分くらいで何か目標物にたどり着けるようだ。

起伏の少ない道を歩く。息が白くなるくらいに寒い。ゆっくりと歩いたがそれでも歩けば体は温まってくる。
30分ほどで、目標物の教会に到着した。天気がだいぶ良くなって来て、周りの山が見えるようになってきたので、スケッチ3枚。 それでも雲が多く、スケッチしにくい。

山を降りて宿に戻り、ビールと非常用のつもりだったビスケットで休憩する。

夕食に街に出る。まずはブラブラと、写真を撮りながら歩く。晴れてきて山が見えるようになったので、景色が違う。
パブがあったので入ってみる。カウンターにいたオヤジがきれいな英語を話すのでびっくりした。パブだから? でも他の客はみんなイタリア語やフランス語だよ。
生ビールのサーバーが8個位並んでいて、どれを呑むか迷うけど、とりあえずはエール。1パイントグラスで。パイントってあたりもパブっぽい。5€だが、ポテトチップスやポップコーン、スコーンもついてくるので、悪くはない。旨いし。
しかも犬を連れて入れる。イタリアでは犬は電車にも乗せられるし、店にも入れる。街も犬連れの人でいっぱいだ。
こんな店、ダラットにも欲しい。
ビートルズがかかっている。音がすごくいいので気持ちがいい。曲はやがてエアロスミスになる。

しかし、ここでは飯は食えない。いまだに分からないのだが、こういう雰囲気で飯が食えるところはないのだろうか?
バーに行くと食い物がないことが多い。レストランは値段が高めだし。ケバブ屋は飲物がイマイチ。ピッツェリアとかトラッテリアで1人で食うのもわびしいんだよなあ。しょうがないか。

ポテチなどでは腹が満たないので、宿近くのスタンドでホットドックとワイン。ここのメニューがもう少し解読できるといいんんだけれど。

●アオスタ4日目 2015/8/17

朝起きて、朝食後、ネットに繋ぐが途切れがち。
最低限のことだけやって、オフラインで仕事など。

10時頃散歩に出て、ローマ時代の劇場跡でスケッチ。観光客が「見ていいか」と言って覗きに来る。いいけど、もう少し見てないと。これからいい所だったのに。

昼飯がてらFree wifiと書かれたバーへ行く。クルミ入りサラダがメニューにあったので、それと、トマト、ドライトマト、チーズのパニーニとグラスワイン。10.5€。
サラダにはパンがついてくるから、パニーニなしでも十分食事になる。
食後にwifiで連絡事項やアップなどをして、2時頃宿に戻る。

昼寝をしてから、街に出て、まだ歩いていない路地などを丹念に歩く。途中の楽器屋でショウウインドウにあった口琴を買う。大きいのと小さいの、両方で10.5€。
さらに町外れの雑貨屋でエスプレッソ器の変えフィルターとパッキンを買う。これ、サイズがスーパーになくて買えなかったものだ。
感じの良いおばちゃんと身振りだけで会話して、買い物ができた。1.5€。
いまいちサイズが不安だったので1セットしか買わなかったけど、帰って合わせたらバッチリ。これならあと2−3セット買っておけばよかった。

宿の近くでテイクアウトのピザを買って戻り、ビールとサラダとで夕食。これで今晩は先に腹ごしらえをしたので、夜はゆっくり呑むだけに専念できるそ。

明日、朝8時には宿を出なきゃいけないので、レナートさんに挨拶する。8時じゃ寝てるから、キーを置いておいてくれればいい、とのこと。で、ワインを一杯、ってことになり、近くのバーでハムやチーズのプレートとワイン。
彼は香水のディストリビューターが本職で、トスカーナにセイリングボートを持っていてそれを貸すのが3番目の生業だとか。
52才、アオスタ生まれで未だに独身。身軽だけど、宿(1620年ごろの建物らしいぞ)があるので、続けて1週間位しか休めない。だからアジアには行ったことがない、などと楽しいワインの一時だった。

もうちょい呑みしたいので、昨日のパブへ行く。しかし、客のいないバブで、今日も空いている。こんなんで大丈夫なのか?
カウンターに座ったら、昨日もいた従業員のお姉さんが話しかけてきて、しばし歓談。
生ビールサーバーを数えたら10ある。すごい。とても全部は試せないぞ。今日は小さいグラス(ハーフパイント?)でBirrificioのピルスナー。旨い。
2杯めはBirrificioのHOPって書いてあるやつ。これはLeffe系の味ながら、カリッと苦くて旨い。Birrificio気に入った。
調べたらミラノの近くで作ってるんだね。ああああああ、もう2度と飲めないかもしれないなあ、こいつは。

●アオスタ-アビニョン 2015/8/18

6時半に起きて準備をし、8時前に宿を出た。駅で昼用にブリトーみたいなパン(多分クレープ→じゃなくてピアディーナか?)を2つ買う。
隣の駅は雨で、気温はあまり上がらないまま。そのままトリノに着き、それからジェノバへ。この列車はこの旅初めての6人がけのコンパートメントだった。実にいろんなタイプの客車がある。

ジェノバから乗り換えのニース行きが遅れている。結局1時間遅れで出発だ。
このままだとニースでの乗り換えが4分しかない。多分次のには乗れないだろう。検札の係員に聞いたら、フランスに入ってから聞かないと情報がわからないと言う。
予定のに乗れない場合はどうなるのか、全くわからない。今日の宿に遅れる連絡はどうすればいいのだろう。

思いついてiphoneにフランスのシムを入れる。でもシムはロックされている。フランスに入ったら解除されるのだろうか?念のため車内でipnoneをフル充電する。
こういう時、日本だったら、うるさいくらいにアナウンスがあるのだろうが、こちらは静かなものだ。
1時間遅れで発車した車両の検札時に聞いてみるが、先の列車の情報はイタリア側ではわからないという。ヴェンティミリア駅を過ぎたらフランスだから、そっちで聞くように、だって。

やがて国境を超えてモナコへ。手前で警察が乗り込んできて、黒人だけにパスポートを見せろ、と言っている。オレも言われるかと思ったけど、ジロッと睨まれただけ。
隣の黒人がIDとパスポートのチェックをされて、前に座っていたフランス人の客が、差別的な行為を謝っている。黒人はナイジェリア人だそうで、いつものことだよ、とあきらめ口調だ。

ヴェンティミリアを過ぎて回ってきたフランスの係員に聞いたら、先の列車が20分遅れていると言う。ギリギリ間に合いそう。ニースで真っ先に降りて列車を探すが分からない。ヤバイ。
駅のインフォメーションに行く。並んでたら間に合わない! 申し訳ないけど列を無視して聞いたら、別の係員が対応してくれた。

列車が20分遅れと言うのはガセで、もう出てしまったので、次のマルセイユ行きに乗ってマルセイユからローカル電車でアビニョンに行け、とのこと。指定席券はそのままでOK、というのだが、これ、料金の払い戻しはないの?
聞いたら、遅れたのはイタリア鉄道なので、その窓口へ行け、と言うので行ったのだが、これはノーマル列車だから遅れた保証はない、とのこと。そりゃそうだよね。払い戻しがあるとしたら フランス側だ。
でも遅れたのはオレだからねえ。結局たらい回しの上、わけがわからなくなった。

iphoneのシムロックは解除されない。いろいろやってたら、PINコードが必要とのことだが、それ書いてあるやつ猫田の家だな、多分。というわけで宝の持ち腐れ。

遅れるのはしょうがないとして、到着時刻の変更を宿に伝えられない。マルセイユで時間があればilly cafeあたりのwifi使って伝えられるのだが、約束の時間までにマルセイユに着きそうもない。
仕方なく、車内の人に携帯を借りて宿にSMSで一報した。これで伝わるといいなあ、と思っていたら、彼宛返信があった。よかった。

マルセイユに8時半に着き、8時52分発のローカル線でアビニョンへ。乗り合わせた話好きの兄ちゃんは家族がエクサンプロバンス、自分はアルルに住んでいるそうで、今度東南アジアに行きたいという。
ヨーロッパはあんまり旅行してないけど南米は全部行った、と写真をみせてくれた。

9時20分ごろアビニョン着。雨だったらしく、道が濡れているが、例によってオレが大荷物で歩く時間に雨は降らない。15分ほどで宿に辿り着いて、直ぐにビールを買いに行く。
やっとまともなwifiだし、ビールは旨いし、遅くなったので明日はゆっくり起きて、町の探索かな?

●アビニョン 2015/8/19

8時頃起きた。だいぶ涼しくなって来た。
宿には犬と猫がいて、夜トイレに行くときドアを開けたら猫が入ってきた。しばらく遊ぶ。そのまま部屋に入れておいていいのかどうか分からないので、外に出してから寝た。
午前中はメールチェックなど。コーヒー機の使い方や洗濯システムなどを聞く。猫は部屋に入ってきて、撫でるとすぐに喉を鳴らす。犬はリビングにいるので、こちらから触りに行った。

10時頃から街歩き。まずはツーリストインフォメーションに行って地図を貰う。なんと日本語の名所解説付き地図があった。散歩コースや見どころ解説、入場料なども書かれていて、とても便利だ。
地図を片手に、ヨーロッパ最大のゴシック様式宮殿に行く。なるほど、でかい。中には入らず、ぐるっと回ってアビニョン橋へ。橋は途中で途切れてて渡れないんだね。
橋の袂でスケッチ。 もう少し橋を小さく描くつもりなのだが、どうしても大きくなてしまう。次回は正確な形にとらわれずにやってみようと、描いてから思った。
風が強くなってきて、寒いくらいだ。宮殿の高台に上がって、上から橋を見たり、180度のパノラマを見たりする。

高台を降りて、適当な店でランチ。テーブルに付く前にクレジットカードが使えるかどうかを確認した。赤のグラスワインが2.5€、サラダとパイのプレートが8€。パイは旨いけど塩が強い。パンとパイって一緒に食うのか?
ワインは酸味ばかりでイマイチ。これで2.5€は高い。
食事を終えてカードで払おうとしたら、15€から、と言われる。確かにレジのところにはっきり書いてあるのだが、だったら最初に聞いた時に言ってくれればいいのに。と、一応言ってみたら、 ウエイトレスに確認後、カードOKになりました。

酔い覚ましにゆっくりと歩く。路地を歩いていたら、アビニョン・ランベール・コレクション美術館の近くに出たので入館する。10€。
最初の施設でスタンプをもらうと、2つめからは割引になると日本語パンフに書いてあったので、スタンプを貰う。ここのクレジットカード読み取り機の調子が悪く、2回やってもうまくいかない。 仕方なくキャッシュで支払う。またキャッシュが少なくなってきたぞ。

この美術館、けっこう広くて、セクションごとにテーマが決められた展示になっているようだ。フランス語の解説なので定かではないが、見ていると、男女が抱き合っている古典絵画のセクションにはそれと同様の現代絵画が沢山展示されている。
映像作品や、映画、舞台などの映像も多い。台詞のあるやつは分からないでパスしたが、セリフのない映像は4本鑑賞した。5分くらいのやつ2本(1本はビルが爆発で崩れて、その噴煙が滝に変わるというやつ。もう一つは2羽のインコが仲良く映っているけど、1羽死んじゃって、寂しそうにしているもう一羽も死んじゃうやつ)は最後まで、もう少し長い空港の国際線の出口を延々撮ってる奴は途中から終わりまで。50分という男トイレでいろんなおっちゃんがいろんなおっちゃん相手にいろいろいたすヤツは適当に。これはさすがに18禁になっていたよ。
日本人の作品も4人ほど展示されていた。写真が2つと絵画が2つ。河原崎温はMOMAで見た以来だ。
バスキアやピカソもあった。収穫はなんといってもクリストのスケッチや計画図面が4点見れたこと。

全部見たら結構時間がかかって、かなり疲れたので、家に戻ることにする。すこし大回りをしてスーパーマーケットを探したら、なんとか1つ見つけた。
さらに家の近くにも1つ。だけどなぜかパン屋と惣菜屋がない。しょうがないのでスーパーでパンなど購入した。
宿に戻ってシャワー後ビールを飲みながら書いている。パンと惣菜パスタがつまみ。夜の散歩に出かける気力が残ってるかな?

●アビニョン 2015/8/20

6時頃トイレに立ったら、またもや猫が部屋に。しばらく遊ぶが眠いので適当に。

8時頃起きて、メールチェック。仕事の連絡があり、2時間ほどでやっつける。

11時過ぎに家を出て、19-20C絵画のある美術館へ向かう。適当な道で大回りしたら、台所用品屋を発見した。
食用油の口に栓代わりに入れると細い口から注げるやつを2つ、キャンプに便利そうな折りたたみの漏斗、それと探していたワインが残ったボトルから空気を抜くやつを買う。
これ3つくらい欲しかったので、3つと言ったのだが、1個しかなかった。

美術館に辿り着いたら閉まっている。日本語の案内地図を見たら1時からだった。すでに12時近いので、どこかで食事をしてから再訪することにして、めし処を探す。
街の中心地にベトナム料理屋が3軒ほどあり、一瞬入ろうかと思ったのだが、ここまで来てベトナム料理ってのもねえ、と思い直す。値段も、あたりまえだけど4倍くらいに高いし。
ウロウロしていたらタパス屋を発見した。隣の国だから、まあまあのものが食えると期待して入ってみる。

赤のサングリアとなすのトマトソースとフライドチキンを頼んでみる。タパスの容器は直径15cmくらいだ。フライドチキンは小さいのが1ピースで、あとはたっぷりのフライドポテト。ナスはたっぷりトマトソースがかかっている上に、パンが一切れ乗っている。
惜しむらくは、hot tapasだったのに、イマイチ熱さが足りないことだ。味はOK。パンとポテトが効いて2つでそこそこ満腹。デザートが気になったので、典型的なスペインのデザートは、って聞いたらChurrosを勧められた。で、それ。
細いドーナツに砂糖がかかったようなもの。悪くはないが甘い。それとコーヒーを頂く。
本日は昨日ほど酔っ払い感がない。コーヒーが効いてるのか?

美術館ではカードが8€以上(だったと思う)じゃないと使えない。これ、1人できた人はアウトってことだよ。店ならわかるけど、こういう場所では使えるようにして欲しい。
キャッシュで4.5€払って入館する。日本語の解説用紙(パウチされてて、後で返すやつ)を貰う。解説を読みながら見るが、解説なしでじっくり見たほうが良さそうだ。と思いつつ全部読んだけど。
1階には19Cと20Cの絵画が展示されている。なぜか20Cから見るような順路なので、順路を無視して19Cから見る。ゴッホの汽車の絵やセザンヌの静物(残念ながら山じゃなかった)、シスレーなど。
20Cには嗣治の金箔貼ったやつが2点。中心はモジリアニの大きな絵をピカソの小品6点が囲んでいる展示だ。だけど左のピカソの真ん中、曲がってると思うのだが。まっすぐにして欲しい。そういえば19Cのセザンヌはガラスの向こうにあるのだが、ガラスが汚れてたよ。
2階はこの家の(コレクションの)持ち主だった家族の調度品やもっと古い時代の絵画のコレクションで、オレ的にはどうでもいい感じ。まあ、豪華絢爛で、陶器とかはそれなりに面白いのだが...。
で、展示は終わり。昨日のが見きれないほどあったので、拍子抜けするほど少ない。しょうがないので1階に戻り、もう一度嗣治とかピカソ、セザンヌ、ゴッホを堪能する。

美術館を出て、まだ歩いていない路地を抜けて川辺に向かう。今日はもっと適当に橋をスケッチしようと言うわけだ。
昨日より少し橋よりで2枚書いて、それから対岸の要塞?を描くために移動する。描いている前から、対岸に船が行き来している。描き終わって聞いたら、無料の渡し船とのことで、乗ってみる。
渡るのは川の中州で、要塞はさらに向こう側なので、行くためには別の橋を渡るバスに乗る必要がありそうだ。対岸は川沿いが散策コースになっていて、ピクニックしている人が多い。
川沿いを離れるとキャンプ場などもあるようで、ここでのんびりキャンプってのもなかなかいい感じだと思う。
芝生の木陰て、反対側から橋をスケッチした。

無料の船で戻り、路地を歩いてから、ビール休憩。昨日行ったスーパーでワインやビール、晩めしを買い、宿に戻ってきた。

続く
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