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めまい/ふらつきに対するリハビリテーション

初めて、めまい/ふらつきの方のアスレティックリハビリテーションを行いました。
今後の為にも記しておこうと思います。

《1回目》
情報を集めて、本人との事前のヒヤリングと評価でエクササイズを判断し実施しました。

【事前情報】
・コロナの後遺症で特にふらつきがある(サッカーのプレー中にボールを目で追っていたり、周囲の確認の為に首を振る時やターンの時に特に)
→脳神経外科と耳鼻科にて検査を受けたが異常なしで原因不明だと

・表情暗い

【評価】
・ロンベルグテスト/フクダステップテスト
→左の三半規管が弱っている可能性がある

【エクササイズ】
・眼球運動(右脚前、左脚後)→顔の向きと一致、分離(上下、左右、斜め/ゆっくり、速く)
・身体の部位合わせ(聴覚)
・スクワット
・スクワット姿勢から左右に動く
・側転
・前転
・後転
・ブリッジ(なるべく反る方向に頭を向ける)
・走りながら回る(顔の向き変えながら)
・リフティングしながら回ったりボール上げたり首振ったり
・股通し
・浮き球

【リハビリ中、後の様子】
・事前にヒヤリングで聞いていた動きと同様もしくは類似したものを終盤に持ってきたが、本日は出来た。時期的にタイミングが良かったのかもしれないが、とりあえず良かった。
・暗かった表情も少し明るくなったように見えた。
・そのまま少しボール蹴って帰ります!と意欲的になった。

《2回目》
【事前情報】
・大分回復して来ていて、サッカーも試合以外は出来る様になってきた。
・顔色や表情は前回の初めより良い

【評価】
・ロンベルグテスト/フクダステップテスト
→右側が今回は弱っている感じ

【エクササイズ】
・閉眼エクササイズ(片脚立ち、鼻タッチ、モモタッチ、脛タッチ、頭上下、頭回旋、頭側屈)
・閉眼エクササイズ+継足(前、後)
・ランジ(前、後)+前庭刺激(上下、回旋、斜め)
・ボール(前後)と移動(左右)と体勢変化(上下)で前後左右上下の刺激
・8の字ドリブル
・TMRトレーニングベルト(腹筋→頭を早く振るので)

【リハビリ中、後の様子】
・回復傾向ではあるものの、鼻声が治っておらずもしかしたら鼻の影響もあるかもしれないと(治まってた鼻炎が再発?)
・元気に次の活動へ移動されました!

《3回目》
【事前情報】
頸部痛発症(特に左側→下を向くのと、振動が痛い)
1回目の評価でも左側が低下していた影響か?
考える事が多いか?
左眼を使う事が多いか?
左手を使う事が多いか?

【評価】
右回旋と左側屈時に痛み
効き目は右(視力は1.5)
考える事は最近多いかも
左手は支える事が多い
目線を上に持っていくのを手こずっていたので、寝ながらとかスマホみていたりで眼球がずっと下向きで首もそれに伴って固まってしまったんじゃないか?と聞いたら、思い当たる節があるそうだ。

【プログラム】
・解し
・ボール解し
・見えにくい所探す
・片目リフティング
・横から来るボールキャッチ(手/足)
・マーカーの色が変わる所で回転(前、後、横/走り、ドリブル)
・加減速ドリブル(門は加速、点は減速/加速1回、2回)→速度の変化も耳に影響を与えるので取り組む

【リハビリ中、後の様子】
たまにふらつきがあるとの事だったが、少し楽になったので、ボールを蹴って帰りますと最後は言っていた。

無理せず焦らずコツコツと。

髙田

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