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「君たちパニス・ベルプリ・ポーハだね」2024年4月13日の日記

・動画が出てます。負けたら10年間海老天を食べれなくなるゲームをやり、実際に決めた。

・これ、すごかったな。やってる間、脳が普段と全く違う動きをしていた。脳の中心がジリジリジリと音を立てて焦げ付いていき、異常な興奮が全身を駆け巡っていた。水原一平さんもこの興奮の虜になってしまったのではないだろうか。そう思うとかなり納得できる。未来の可能性が絶たれるかもしれない、とわかったうえで自分の意志で(あくまで自分の意志で!)その舞台に立つ。そういうときだけ分泌される脳内物質があるのだ。不安と恐怖を反転させる何かが。

・だから、なんか、この企画を「罰ゲーム企画」としてラベルするのは何か違うな、とは思った。もちろん罰があるから成立するのはそうなんだけど、罰を受けているところを面白がりたいわけではないというか。罰をコンテンツにするなら期間は10年じゃなくて1年くらいがちょうどいい。10年って、ちょうど終わったとき誰も興味ない。この罰は虚無。だからこそ「負けるかもしれない」と思ったときに脳から汁が出る。

・最終的に敗者がひとり決定したときに意外だったのは、「やーいやーい」みたいな囃し立てる気持ちに全然ならなかったことだ。自分がリスクに直面して「ほんの数分後に"終わってる"のは自分かもしれない」と考えたときの圧倒的REALに比べると他人の罰が他人ごとになってしまう。なんて野蛮なゲームなんだ。薩摩藩の肝練りってやっぱ実在したんじゃないかな。もっとやりたい……。これは自分が助かったからじゃない。己が破滅するまでこのヒリヒリを感じていたい……。


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