「勝手なことを勝手に言う」2022年12月30日の日記
・動画が出てます。爪切りのやつは今でも納得いってないな。自分が選んだやつのほうが明らかに使いやすいし高性能だと感じた。なぜ……?
・みくのしんさんは「スーパーで値札とかめちゃくちゃ見るし価格の比較とかもめちゃくちゃする」と言っていて、すごいな~~と思う。私はそういうのが本当に考えられない。値札を見ても目が滑って、適当に目についたやつを買ってしまう。
・たぶんみくのしんさんの「本が読めない」みたいなのが、私にとっての「値段の計算ができない」なんだと思う。みくのしんさんは別に文章が読めないわけじゃないんだけど「本」というまとまりになったときに苦手意識が生じるらしい。私も別に数字の計算ができないわけではないのに「お金の勘定」だと思った瞬間に「あ、これは無理だ」となってしまう。
・お金。あまりにも概念として巨大すぎて、これを自分のテーブルに持ち込んだら他の細々したものがすべて机上からこぼれ落ちてしまうんじゃないか……と思うんだよな。だから最初から視界の外に置いて無視することで対処している。「お金について真面目に考える"系"」を導入すると、それを動かすコストが莫大にかかってその他のものごとにリソースを割くことができなくなって、全部崩壊する予感がある。だから「こっちのスーパーのほうが牛乳がちょっと安くて」みたいな観点が生活に入ってくると「わ~~~~~~~~~~~~~無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」ってなっちゃう。肉をグラムあたりの値段に直したりとかも、別に計算はできるんだけど、それをやっているだけで巨大なものに潰されそうな気持ちになるストレスがかかってきてやめちゃう。
・そういう適性の差は、金銭的な余裕とは無関係にあるような気がしている。生活を切り詰めなければならないくらい余裕がない経済状況であっても、その種の「生活的なもの」全般に対して適性がない人は大勢いる。みくのしんさんはそのあたりの眼が自分と全然違うからすごい。カマキリとかハチドリが見ているのは人間とは全くの別世界、みたいな感じで違うんじゃないかと思う。
・『人生思考囲い』というネットラジオにゲストとして出ました。漫画家がデニーズに集まったらこういう話をしてますよねって感じのトークラジオでとても面白い。全員が全員「真面目で、考えがあるし話を聞ける人たち」なので、初参加なのにめちゃくちゃ喋りやすかった。事前に1回だけした打ち合わせが初通話だったけど4時間近く話してしまったし。
・「熱量のあるマンガ」みたいに表現される「熱量」とは具体的になんなのか、みたいな話と、「何十巻も続くような長編作品っていったいどうやって書いてるんだ」みたいな話をしています。それぞれ言っていることはわりと食い違っているのに、聞いていると「そうかも」と納得してしまう。私はすぐ人の言うことに納得する。
・打ち合わせのとき、あらばきさんが「恐山さんがファンだって言ってるpanpanyaさん、オレ、友達なんですよね。どう思います?」って純粋な自慢を仕掛けてきたのおもしろかった。サブカルのスネ夫。
ここから先は
スキを押すとランダムな褒め言葉や絵が表示されます。