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「書店を看取る」2019年6月14日の日記

・これに出ています。完全勝利してしまいましたね……。

・私は、なるべくルールは少ないほうがいいと思っているので、ファッションやマナーに関するルールも極限まで減らしたほうがいいと思っている。箸の正しい持ち方は無くていいし、挨拶もしなくていいし、葬式にランニングで行ってもいいし、親の葬式しないで海水浴行っていいと思っている。もちろん社会で生きていく以上、生存するために、わたしもルールやマナーやモラルに従って生きてるんだけど、その裏には常に後ろめたさがつきまとっていて、社会規範に従っている自分を意識するとたまらなく恥ずかしくなる。挨拶ができなかったり、小汚い格好の人にたいして、侮る気持ちが自分の中に生じると、ものすごい罪悪感が生まれる。社会に愛想笑いをしたくないという欲求が強い。しかし世の中を見るとこういう感覚は全く反転しているのが普通のようで、シワのないスーツをぴしっと着こなすことで誇らしい気分を得られる人が大多数みたいだ。そのことで社会に愛想笑いをしていると思ったりしないんだろうし、実際していないんだろう。私のような一部のやつだけが、そういう価値規範に囚われているだけなんだろう。だけど、その相対性を認めてもなお「だったら私たちは同じじゃないか」という意地じみた思いは残る。異なる価値体系から抜け出せないやつら同士なのに、そちらだけが一方的に正当性をもってこちらを攻撃するのか……と、そんな子どもじみたルサンチマンは私の中にずっとあって、折り合いがつけられない。

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