「フェイクにも順序がある」2024年4月18日の日記
・記事に出てます。「インプット」って言葉、なんか鼻につくときあるよなあ! ロボットじゃねえんだからよう! という気持ちを発散できてよかったです。私は忘れっぽいので読んだ端から砂になって消えていくのだけど、人が一生懸命書いた本を読むと「よっしゃ!」と思えるから、よっしゃとなりたくて読んでいるフシもあるな。
・何度も言ってるけどAudibleで「音で読む」のがこんなに自分に合うとは思ってなかったな。向き不向きけっこうあるらしいが。年間30冊ぶんくらいは聴いた気がする。
・最近だと『ディズニーキャストざわざわ日記』がけっこう面白かった。ディズニーのカストーディアルキャスト(清掃スタッフ)を57歳から始めた人のエッセイ。内情暴露というほどではないが、いいことや悪いことがぼちぼち起こる普通の労働としてのディズニー内の話が聞けて面白い。
・あと『獲る 食べる 生きる 狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り』もよかった。NHKディレクターが狩猟を始めるエッセイ。クマを撃つ人が、殺して殺される関係の中にコミュニケーション的なものを見出す心理がすごく精緻に描かれてて、背筋がシャキッとする。
・『ウェルテルタウンでやすらかに』(西尾維新)は、Audibleで聴かれることを前提として書いた話らしくて、最後に「それがやりたかっただけだろ!!」みたいな仕掛けがあって笑った。ナレーションが鈴村健一なので「いい声だ……」と思ったのを覚えている。ほかのナレーターも勿論いい声だけど、アニメでよく聴いてるからか、単純に上手いのか、なんかよかった。
・この記事も出てます。わたしはさいちょうさんのチャンネルをオススメした。別に中国の変な家電を買う予定はないのだが、なんか見ちゃう。真面目でマメな人が自分の興味あるものを過不足なく過剰な演出なしにエンターテインメントとして作った動画ってあまりなくて、そういう数少ない「確実なもの」に触れたいと思っているのかもしれない。確実であり、そして他者をしっかり意識しているもの……。
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