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「椅子を奪って褒められた」2021年6月29日の日記


・動画が出ています。動画に出ています。

・ランダムなワードを無理やり使って説教をするという企画ですね。見ればわかるけどこれはめちゃくちゃ難しいです。ランダムワードとかなくても難しいわ。

・かまどさんはやっぱりすごかった。普段あまり見せてくれないけれど、落研出身アンド福岡出身というアドバンテージを最大限に活かしたビビらせを見せてくれてすごく面白かった。いいな~。

・もうちょっと設定を詰めてからもう一回やりたいな……という気持ちもある。なんか次はもう少しうまくやれるような気がするんだ。


・書影が出たので公式に告知します。『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』という本が出ます。魔王に選ばれた10人の人間が「人類を滅ぼすかどうか」というテーマで議論を交わすという物語。

・体裁は「小説」ではあるものの、小説として見たらあまりにアンバランスであるため、既刊2冊を追ってくださっている方には注意が必要かもしれない。私が理屈を延々と書き連ねている日のウロマガみたいな感じなので。

・かといって哲学入門書なのかというとそれもちょっと違う、と個人的には思っている。本書のベースはデイヴィッド・べネタ―の『生まれてこないほうがよかった』という本にあり、彼の唱える反出生主義のエッセンスをだいぶ含んではいるものの、本編に「べネタ―」の文字は1回も出てこないし。誰かの思想を紹介するための本として書いてはいないから、勝手な造語は作っているし、それが既存の思想と重複していることもある。読んで知識的な意味での教養は身につかない気がする。話しながら議論を組み立て、振りかざした言葉が対立意見と衝突したりするスリリングさみたいなものを第一に書こうとしている本だ。

・とにかく装丁が可愛いのでそこも見てほしい。イラストはコルシカさん。装丁は森敬太さんにやっていただいた。森さんは「止まりだしたら走らない」の装丁も担当していて、今回もアイデアが詰まった組み立てをしてくださっている。

・表紙の女の子がドクロを持ったセーラー服の女の子なんだけど、私が個人的にドクロを所有していることやセーラー服を愛好していることは一切関係なく、イラストのラフ案をコルシカさんが上げていく過程で偶然この図案が出てきた。そんなことあるんだと思った。めぐり合わせかもしれない。こんな子は本編にいないのだが、良いのでこれになった。もしかしたらこの子は、読者のあなたかもしれませんね……。


・あとこれは重要なことですが、本書の内容の大部分はnoteの10万文字ボックス(買い切り有料マガジン)での連載内容と重複しています。もともと「品田遊が新作の原稿を溜め込んでいくための箱」と銘打っていた、下書き先読みマガジン的なものだったので。ここで書いてたらお声がかかって書籍化することになったという経緯です。

・なので「とにかく本の大筋さえ追えれば良い」という場合には10万文字ボックスを500円で買ったほうが一番安上がりだし、内容的にも相違ないということになります。もちろん書籍版では加筆修正はありますが。ただ個人的には書籍版の方がこまごまとしたところを丁寧に直しているし、コルシカさんのイラストと森さんの装丁が楽しめるし、あとみんなに印税が入るんで、オススメです。

・逆にオススメしないのは、書籍の「人類滅亡計画」を読んだ人が10万文字マガジンを買うことかも。まあ現状9万文字が書けていて、あと1万文字、新作のための何かを書く予定ではあるんですけれど、10万文字ぶんの8万文字以上は人類滅亡のやつだから。コスパでいうとあんま良くないのかもしれない。それはもう知らん、自由!

・このへんちょっとややこしいので注意喚起でした。


・そうだ、あと『人類滅亡計画』の電子版はちゃんと出るらしい! いま把握している限りだと、発売日と同日に。



・疲れ果てているし、明日のために準備しないといけないものがあるんで、有料部分の日記が短くなります。覚悟しろ。

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