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愛し

酒を断つことにした。
嫌いになったわけではない。むしろ愛しているし離れたくない。

ではなぜ断つのか。

加齢だろうか、最近飲める量が減り酔いがまわるのが早くなった。
記憶喪失になる事もしばしばあるし、飲んだ後の後悔も増えた。

酒は愛しているが、酔っている自分を愛せなくなった
それが酒を断つ一番の理由になってしまった。悲しい。不甲斐ない。

飲めることをアイデンティティの一つにしていた(自分ではそんなつもりなかったが周りには私=酒のイメージが強すぎた)ため酒を断つと言うとらしくないだの無理だの散々言われてきた。あなたからお酒を取ったら何が残るのとまで言われたこともあった。酷い言われようだけど、そう言われると酒が飲めない自分に価値がないように感じたし、他に人に認められる部分がないようにも感じた。

でも急にそんな事どうでも良くなったんです。昨日。
いつものように飲んで、いつもより後悔して、もうやめちゃおうってことで。
私は私が愛せる自分でいたい。そのためなら辞められる気がして。
好きなのに別れるカップルの気持ちを考えたことはありませんが、
こんな感じでしょうか。いや一緒にするのは失礼かな、でもその位愛してる酒。

タイトルはそんな状態に一番寄り添ってくれそうな曲のタイトルです。
(RADWIMPS大好き)

またいつか、楽しく飲めるその日まで。

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