見出し画像

サインはB ✖️ YDS-150 吹いてみました。

先日、アイドル/YOASOBIを演奏する際に、音楽の理解のためアニメ【推しの子】を見てみました。その中で出てきた曲の中で「サインはB」が大変楽しかったので今回演奏してみました。

実は・・・・この曲をデジタルサックスで演奏するのは大変難しかったです。YDS-150ならではの難しさとは・・・・。

①オクターブキー問題
 中音域をよく使うのですが、これが例のオクターブキー問題とリンクしてきます。音がまあひっくり返る! 油断するとすぐオクターブキーを押されていない下の音が・・・。普通のサックスでは意識しないところに演奏中意識をとられるので、他のミスを誘発しやすくなってしまいます。
※オクターブキーの高さを調整すると少し楽になります。

②タンギングと中音域のレスポンス
 音色によってはレスポンスが悪く、この曲の魅力のひとつである小気味良さの表現が大変難しくなります。上の演奏でも表現しきれず潰れている音が(まあ、腕が足りないだけですが)
 私はA-7の音をバランスの良さから愛用しています。本当はA-8やA-9もリッチな音色で大好きなんですが、レスポンスの問題でテンポの速い曲では使用が難しくなっています。

 ひっくり返るオクターブキー、レスポンス悪い中音域での容赦ない16分音符のタンギング、そしてこの速いテンポでの進行、これらが絡み合いながら曲が進行していきます。1分半程度なのでサクッと演奏できるかな!?なんて思ってましたが結構リテイクしました。

 それでも演奏終わるとそれなりに仕上がるので、やはりデジタルサックスの可能性の素晴らしさを感じます。本当にヤマハさんは、素晴らしい楽器を生み出してくれたと思います。

 より購入しやすいYDS-120が発売になりましたので、より高機能・ハードな演奏や様々な入出力に対応したプレミアムバージョンにも期待です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?