化学/生命系で大学院を卒業した自分がPOLに新卒入社した理由
4月1日付で株式会社POLに新卒入社する宮崎と申します。入社は昨年9月に決めたのですが、いよいよ入社ということで、なぜ僕がPOLで働くことに決めたのか?をまとめようと思います。スタートアップに興味がある方やこれから就活をする学生の方など、お役に立てる部分があれば嬉しい限りです。
まず超簡単に自己紹介です。
■1997年東京生まれ / 埼玉育ち / 東京工業大学・大学院 生命理工 卒業
■Why POL
① ミッション・ビジョンへの共感
POLのミッションは「未来を、加速する」、ビジョンは「研究者の可能性を最大化するプラットフォームを創造する」です。つまり、デジタルプラットフォームという手段によって研究/研究者を取り巻く環境を劇的にアップデートし、より良い未来を近づけていこう、というものだと解釈しています。
一方で、僕は「すべての人がワクワク働ける社会をつくりたい」と考えています。この「すべての人」にはアカデミアや企業で研究者として働く方々がもちろん含まれます。もっと言えば、その方々が開発した技術や製品で恩恵を受ける人々も含まれます。そして、自分が大学で研究活動を行ってきたこともあり、研究者/技術者を取り巻く環境に対する課題の存在は強く認識していました。
そこで、まずは一人一人の研究者/技術者がワクワクして働ける状態、彼ら彼女らの力が最大限引き出されている状態をつくるチャレンジに全力で参画したいと考えました。
② 事業をつくれる人間になりたい
自分の仕事が社会に対して生み出すものが何かということだけではなく、仕事を通じて自分の中に残るものは何か?ということも考えました。「仕事を通じて何ができるようになりたいか?」ということです。
この問いに対する自分の回答は「事業をつくれる人間になりたい」というものです。僕は現在、上述の「すべての人がワクワク働ける社会をつくりたい」という目標を持っていますが、人生経験を積むに従ってこれ自体は変わることは大いにあると思っています。つまり、どんな価値を創りたいか?は変わりうると思っています。
一方で、「何らかの価値を創りたいということ」と「価値を持続可能な形で提供したい」という2点は、あまり変わらないのではないかと感じています(はっきりとした理由がある訳ではないですが、、)。そのため、創りたいと思った価値を実際に創り、持続可能な形(=ビジネス/事業)として提供し、運用していける力を身につけたいと考えました。
この観点で、POLはLabBase等の事業を通じてまさに新しい価値づくりと不断かつ非連続なアップデートを行っている企業です。そして、事業の持続可能なものとしていくチャレンジにもこれから取り組んでいくフェーズの会社です。まだ何の能力もない自分ですが、ここで事業づくりに励みたいと強く感じました。
③ フラットでチャレンジングで他者想いの組織
僕は入社を決定するまでの間にPOLで通算1年以上の長期インターンをしていました。そのため、社内にどのような人がいて、どのようにコミュニケーションを取っているのか?互いの成功/失敗/挑戦に対してどんなコミットをし合っているのか?個人とチームはどんな関係にあるのか?経営と従業員はどんな関係にあるのか?ということについて多くの情報を得ることができていました。
その中で、
・難易度の高い目標を掲げチャレンジすることが尊重されている
・他人の成功を素直に喜べる
・みんなめちゃくちゃ素直で他者想い
・年齢/役職の上下関係が仕事の中身に一切持ち込まれない
などなど、挙げるとキリがないですが、こんな組織風土に惹かれ、安心して努力できる環境だと思い、入社を決意しました。
■よくある質問、風に。
あまり「一般的ではない決断」をしたなと思う部分を、Q&Aでまとめてみます。
・大学院まで研究を続けて、どうして研究の道に進まなかったの??
ー率直に言うと、大学院での研究活動を通じて、学術研究が自分に合っている仕事ではないと気づいたから、という理由になります。もう少し噛み砕くと、自分が専門としていた領域に対して、僕より高い熱量と知識と思考力を持って研究している先輩・同期・後輩の学生や先生方と出会い、その人たちと肩を並べて研究をするよりも、そうした人たちがより研究しやすい環境をつくることを仕事にするほうが、誰にとっても幸せなことなんじゃないかと感じました。
・大学院まで通ったのにもったいないとか思わなかった??
ー全くと言っていいほど思いませんでした笑。理由は大きく2つあります。1つは、理系に進む/生命系を専攻する/大学院に進学する、といった決断は全て過去の自分がした選択であり、これに現在の自分が縛られる必要はないと考えているからです。もう1つは、大学院での学びは研究職以外でも活かせるものだからです。研究活動を通じて、物事に対して仮説を立て、それを検証する方法を考え、実行し、結果に正対して理解を深め、次の仮説に向けて思考する、というプロセスを学びました。これは研究職か否かを問わず必要な力だと思います。
・大企業に行きたいとかは考えなかったの??
ーありました。というか、一般的な就活では大企業ばかりエントリーしていました。僕はコンサル業界や製薬業界の企業への就職を考えていましたが、Why POLの部分に書いた理由でPOLに入社したい!という想いが強くなり、決断しました。大企業が嫌だった、ということではないですね。
・でも大企業のほうが安定してるよね??
ーそれはもちろん否定できませんし、自分自身や将来的には家族がしっかり食べていけるようにしなければならないと強く思っています。ただ、今の時代、現在の大企業が向こう数十年と安定である確率は以前より下がっていると思いますし、いつまでも安定な安全な場所などないと感じています。ですので、どこにいても「リスク」はあると思っていて、いざリスクに直面したときに「それまで自分がやりたいことをやってきた結果直面したリスク」と「自分がやりたいことを多少我慢していたのに直面したリスク」では、圧倒的に前者の方が立ち向かえそうだ、と考えました。
・そうは言っても新卒でベンチャーに行くことに不安はないの??
ーあります!笑 実際にPOLに入社の意思を伝え、内々定をいただいていた企業様に辞退の連絡をした後は、「これで大丈夫だったのかな?」という思いに駆られ、部屋の中を無意味に歩き回ったり、突然散歩に出歩いたりしていました。ただ、それまでの人生で大きな覚悟を決めたことはなかったので、覚悟を決めるとはこういうことなのかな、と今では思えています。
■さいごに
ここまで読んでくださりありがとうございました。このnoteが何かみなさんのお役に立てていれば幸いです。もしPOLや私に興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたら、ざっくばらんにお話しできればと思います。学生の方の就活相談なども、私でよければお力になれればと思います。こちらのTwitter DMまでお気軽にご連絡ください!
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