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本のはなし

すごくすごく久しぶりに文章をつづるのでちょっと指が悪い方向に滑る気すらしますがとりあえず書きたいことを書いてしまおうと思います。

幼少期から家庭の問題から逃避できる唯一の方法が読書、家庭事情で転校を繰り返していたこともあり友達がいてもごく少数。その友人もしっかり本の虫だったのでもはや本が友達だったのでは?と思うくらい本に溺れた生き方を長らくしていました。

その頃は完全なるハードカバー派、荷物が重くなろうとも学校に行けばすぐ返せるしまた借りれる。重さよりも装丁の美しさに魅了されていました。紙の質感、エンボス加工、字体……何から何までその本のためだけに作られた芸術でした。

社会人になってからも幸運なことに図書館が職場の近くだったのでハードカバー派は継続されていました。

実家がなくなって住まいを移し自由になってから本を読む時間がぐっと減っていきました。逃避が不要になったのが理由かもしれません。あと図書館が遠くなってしまったので借りに行くのも返しに行くのも億劫で。

電子書籍は漫画は読みますが小説はやっぱり紙の方が好きなのです。ページを触る感覚と匂いと印刷の感じがデータだと全てなくなってしまいます。


電車通勤になったのをきっかけにまた本を買いにいくようになりました。持ち歩きに便利な文庫本にはなりましたがカバーなしでもいいかもとかやっぱりカバー買おうかなとか別の楽しみも見出し始めました。

やはり生涯の友は本のようです。

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