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相手のためを思っての批判を

 少しネットを覗くだけで、膨大な主張・意見、それらに対する賛否両論を目にする現代。著名人から一般人まで、あらゆる人々の意見がネット上を飛び交っていますが、想像以上に批判の多いことに気付きます。

 批判は「言論の自由」として認められた人権であり、批判があってこそ議論も活性化し、磨かれるはずです。しかし、その目的は一体どこにあるのでしょうか。何のための誰に向けた批判なのか、批判には発言者の相応の責任が伴うように思えてなりません。

 では、責任の伴う批判とはどのようなものなのか。それは、「他者のことを考えた批判」だと思います。「批判」と「他者を思いやること」は一見両立しないように見えますが、批判の目的が「相手の成長・改善を願った上での行為」であるならば、矛盾はしません。

 60年代に流行した「一億総白痴化」という言葉になぞらえて「一億総クレーマー化」社会と揶揄する声もある現代。まずは自分から、出来る限り相手の立場・状況を考える努力=思いやりの姿勢で、日々の発言に責任を持とうと思う今日この頃です。

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