【展示】天下泰平展

1月2日より東京都江戸東京博物館5階企画展示室で「天下泰平 ―将軍と新しい文化の創造―」という展示が始まっています。

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原口も16代当主・家達(いえさと)を取り上げたエピローグの作品5点の解説とコラム「華族と文化の継承」を図録に執筆しました。

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家達は1940年の東京オリンピック組織委員長となったものの、その具体的な活動はまだ分かっていないところも多いです。(いだてんにも出ませんでしたね。。。)
今回展示に出した写真も、1936、37年頃と考えられるのですが、いつどこで撮られた写真なのかなど、まだまだ検討する余地があります。ただ、家達も晩年なので(1938年6月に倒れ、1940年6月に死去)、どこまで会長として貢献できたのか、判断が難しいです。
ちなみに、展示室に置かれたこの写真、よ~く見ると嘉納治五郎が写ってますので、ぜひ目を凝らしてご覧ください。
また、コラム「華族と文化の継承」で書いたものは、小林和幸編『明治史研究の最前線』(筑摩書房、2020年)に寄せた原口のコラム「華族研究の論点」のスピンオフ的なもので、こちらもあわせて見ていただけると幸いです。


本日より一部展示が入れ替わり、話題の家光の「ピヨピヨ鳳凰」も出品されています。……と、今回の展示、見どころがたくさんですので、どうぞ皆さまお越しください。

【Information】
会期 2020年1月2日(木)~2月16日(日)
会場 東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室
開館時間 午前9時30分~午後5時30分 土曜日は午後7時30分まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日 1月6日(月)・27日(月)、2月3日(月)・10日(月)
主催 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、公益財団法人德川記念財団


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