No.4 映像・音声・文字の関係
長編映画のトーキー(音声付映画)は1927年に発表発表されており、今や音声は映像作品に欠かせない要素となっています。しかし、正確にいうと、映像にはそもそも欠如があったと言うべきです。
実は映像はそのままでは万能ではありません。音声のみならず、固有名詞(場所や人物)や数などを示すのには限界があり、もともと情報伝達の手段としては、欠如する要素があったというふうに私は解釈しています。
トーキー以前の無声映画、例えば有名な「戦艦ポチョムキン」などでは、欠けた要素を補うために、全面