見出し画像

認知症は治る!?:アルツハイマー病の対策

【追記】アルツハイマー病の原理や対策方法や治療法について解説しています。既に罹患してしまった方は病院で医師とよく相談してください。一方で、これから気になる方にとって有益な情報を集めました。

認知症とは、記憶能力を始め、様々な認知能力が衰えていく病状の事です。その原因は脳にあります。脳が萎縮する、もしくは機能が減退することになるという話です。認知症とひとくくりにいっても、中身はある程度幅があります。「風邪」といった時に原因が様々なのはご存知ですよね。同じように認知症も複数の病態があります。実をいえば、一般に認知症には治るものと、治らないものがあります。

認知症の中でも、特定の内科的疾患(代謝性疾患など)や、外科的疾患(正常圧水頭症など)で認知症が発生している場合は、これらの病気に対処する事で脳が正常化されます。よって治るといえるものです。

一方で、認知症の治療が困難なものがあります。それは血管性や変性性によるものです。大まかに4つの認知症があります。

1.アルツハイマー型
2.脳血管性認知症
3.レビー小体型
4.前頭側頭型

1のアルツハイマー型がおよそ6割程度占めます。以下では、もっぱらアルツハイマーの話として読んでください。

残念ではありますが、現状(2021年5月現在)では、根本的治療法は存在しません。あらゆる製薬会社が薬の開発を試みましたが、最後のフェーズを突破する薬は出来ていません。現在アデュカヌマブというバイオジェンとエーザイによる薬品が承認段階に入っていますが、この薬がどれほど効果があるのかはこれからでしょう。

追記:2021年12月現在、欧州医薬品庁(EMA)がアデュカヌマブを不承認にした。アメリカでは条件付きでの販売承認がなされている状態です。日本はどうするのか不明ですが、安全性を重視するならば、すぐには承認されないでしょう。https://www.asahi.com/articles/ASPDK76ZRPDKUHBI026.html

一方で、既存の薬には治すという効果はありません。現状出来ることは、衰えを阻止して現状維持を目指すという療法のみです。しかしそれもなお、機能低下を防ぎきれていません。アリセプトやドネペジルなどが有名ですが、これらは治療薬ではなく、現状を維持するために処方されるものです。ということは、アルツハイマーを発病したら、治らず、手の打ちようがないという事になります。

なぜなのでしょうか。なぜ、薬はうまく行かないのか?

アルツハイマー病の原因にアミロイドβという物質があります。これが脳内に蓄積すると老人斑として現れます。このアミロイドβが蓄積すると神経回路が萎縮し機能が低下する事が知られています。そこで、多くの薬はこのアミロイドβをスムーズに排出・分解するように開発されました。ところが、これらを除去しても症状は改善しないのです。どうしてなんでしょうか? アミロイドβ仮説に従えば、この物質を除去すれば病状は改善するはずでした。しかし、それを実行しても、うまくいっていません。何十年とあらゆる製薬会社が薬の開発を試みて失敗してきました。ということは何を意味しているのか。そうです、この病理の仮説は不完全なのではないか、という事です。

実を言えば、新しい病理仮説があります。
そして、その仮説に従った治療法もあるんです。

既存の仮説では、なにかを見落としているのではないか。そう考えても不思議はありません。そして、そのように考えた人たちがいました。そして、新しい考えが出てきたわけです。そして、その治療法によって成果が出ているというのです。

という事で、ここからなぜアルツハイマーが治療困難なのか、また、どうして既存の治療法ではうまくいかないのかを含め、新しく考案された発生機序や治療プログラムの紹介をしようと思います。

また家族や親類などがアルツハイマー病を発症した方や、最近、自分の事が気になるという方もいる事と思います。そういう方が、ひとまず今から何をしたら良いのかについて解説したいと思います。

ひとつ留意点を述べさせてください。私は医者ではないため、ここから紹介する新しい考えや治療法の是非は判断が付きかねるという事です。無責任に聞こえるかもしれません。すみません。とはいえ、この手法を利用して対処しているお医者さんもいますし、効果は出ているとの事です。

現状のアルツハイマー治療に落胆し、一縷の望みを抱いてご覧になっている方もいるかと思います。ひとまずは記事を読んでください。この新しい治療法について吟味し、可能性があると思ったら是非、実践して頂きたいと思います。私が調べた中ではかなり有望な方法ではないかと感じているので、今回紹介しています。

多くの本では対処療法が書かれていますが、どういう理屈であるかという点において曖昧であることや、現場の医者の経験談になっている事が多く、筋が通った説明は少ないのです。一方で、ここで紹介する新説のベースとなる本は、現状でもっとも科学的で理に適ったものであると感じています。ただ訳本のせいか、やや専門的で読みにくい部分があります。その辺りを私がカバーしつつ、簡潔に全体像をお見せします。(それでもなお、難しく感じるかもしれませんが。)

では具体的な内容に入りますが、、、、ここから有料になります。情報が知りたい方はぜひご購入ください。

有料ゾーン

ご購入有難うございます! アルツハイマー病の原理や予防法について述べていきたいと思います。

ここから先は

17,101字 / 5画像

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?