【夢日記】裏切り

一緒に遊ぼう、と誘われて、喜んで参加することにした。
遊園地に行く途中、地図の乗ったパンフレットを広げながらあれに乗ろう、これを見ようと盛り上がった。
いざ着いて周る準備が整った頃、私は急に乗り気じゃなくなった。
体調の悪いフリをして、ごめん、無理かも。という。いや、そんなずがない。
まるで「自分」と「私」は別物みたいだ。感情移入した物語の主人公のような、三人称視点で見る映画のような、そんな感覚だ。
そんな「私」をみて、「自分」は必死に呼びかける。
ふざけるなよ、どうしてそんなことができるんだ。
不機嫌を丸出しにするな。
ちゃんと相手を思い遣ってくれ。

皮一枚向こう側から自分に呼びかけたところで、そんな声は聞こえるはずもなく、みるみるうちに自分の気分が沈んでいく。
ほら、友人が困惑してるじゃないか。自分のことなのにどうしてコントロールできないんだ。
友人を悲しませなくない、友人を失望させたくない。

思い通りに動かせないのに、感情だけはそのまま雪崩れ込んでくる。
だから、どんどん沈んでいく。気分が。


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