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アフリカ紀行~その1~日本人と足

同期はそろって、将来をかけた就活最終面接を受けたり、院試に臨んだり、している中、私は2024年7月より1年間休学し、東部アフリカ地域に来ています。
無料で全部読めるけど、カンパしたい人用に¥200設けてある駄文を生成していく予定です。
【紀行】旅行中の体験・見聞・感想などを書きつづった文章。紀行文。


くだらんもんは読みたくない人は、「海外シャワー本質情報かもしれない話」へジャンプしてください。少しは有益かもれません。

シャワーが冷たい時、少ない時

貴方が「シャワー」だと思っているもの

皆さんは、シャワーに格付けをしたことがあるでしょうか。
ヘッドスパができる、ミストが出る…そんなものは、Sランクシャワーの中の戦にすぎない。
というかシャワーヘッド(及び水量。後述「シャワー格付け」参照)の問題でしょう。
シャワーヘッドがうねうねする日本特有のシャワー、これもSランクの「必要条件」にすぎません。
そう、もしかしたら貴方が「シャワー」だと思っているものは、「Sランクのシャワー」にすぎないかもしれません。

もうお分かりかと思いますが、当紀行は完全に主観でお送りします。
異論は認める。

話を戻しましょう。
デジタル大辞泉先生によると、

シャワー(shower)
じょうろ状の噴出口から湯や水を注ぎかける装置。また、その湯や水。《 夏》
高エネルギーの粒子が物質層に入射してその原子と衝突、次々と二次粒子を発生させる現象。

https://kotobank.jp/dictionary/daijisen/1506/

それでは上記の「シャワー 定義 🔎」の結果を踏まえて、私が付けたシャワー格をご検討いただきたく思います。

シャワー格付け

  • Sランク必要条件

    • 温度調節が連続的に可能(not 離散的)

    • ヘッドから満足な水量

    • シャワーヘッドが3次元に自在に動く

    • ※コメント※
      止水ボタンがヘッドについてるとか、バブル出るとか、塩素除去とか、そこらへんは神々の戦を勝手にやっててほしいと思う。

  • Aランク必要条件

    • 温度調節が離散的に可能

      • ex. 思い通りに行かないけど 激アツ↔ぬるい↔冷たいを行き来できる

      • ex. 慣れたり、しばらく待ったりすれば割と出したい温度に合わせられる

    • 身体や服(後述「本質情報かも②」)を洗うのに十分な水量

      • 途中に水漏れがありヘッド以外から水が出ていても、結局は綺麗にしたいものが綺麗になるに十分であればそれで良いのだ。

    • シャワーヘッドが1~2次元に動く

      • 縦・横に動かせるという意味ではない

      • 回転を1次元分にカウントしています

      • ex. シャワー軸が縦にあって、ヘッドは固定されていて動かせないけど、軸ごと回転させることはできる

  • Bランク

    • お湯が出る

      • 贅沢は言わない。

    • 水量が少ないが、溜めたり、蛇口使ったり(後述「本質情報かも①」)すれば洗える

    • シャワーヘッドがある

  • Cランク

    • 水は出る

    • けどギリ洗うの厳しいかも、シャワー今日パスしようかなって思うくらい

    • シャワー用の場所は存在してるし配管がある

  • Dランクやランク外

    • 水が出ない(断水、あんま水がない地域、など)

    • もちろん洗えない

    • ※コメント※
      私もこのシチュエーションに遭遇してませんが、一次情報を知人に聞くことはあります。乾燥してるか、じめじめしているかでかなりQOL変わるやろなと思って聞いています。
      水が出ないのでそもそも「シャワー」の定義外かもしれませんね。

いらすとや「温かいシャワーを浴びる人のイラスト」はSランクですね。

海外シャワー本質情報かもしれない話

今から、S・Aランクシャワーが常には無いかもしれないけど、まぁB・Cランクのはあるねという土地——おそらくは日本国外のケースが多いでしょう―—へ行く時に、役に立ちそうなネタを2本お話しします。
慣れてる人は「あるある~!」、慣れてはいない人は「本質情報、かも?」と思いながらお読みください。

本質情報かも①

先ほどの定義からして、B・Cランクのシャワーの困りそうなポイントは2点、
(1) 寒いのに水がまぁ温かくない
(2) 流しにくい水量の水
これが頻出です。

シャンプーリンス中に断水したら、迷わずに飲料水被るとかしてねって話ですが、上記(1)・(2)と比べると、出題頻度は低いケースですね。

さて、これら(1)・(2) を多くの場合解決する方法があります。
C上位やBランクのシャワーには、蛇口が下についていることが多いです。

蛇口を捻れ。

(1) の場合、シャワーヘッドまでの長い金属管をお湯が通る間に温度が下がってたり、定義通り「じょうろ状」に降ってくることによって気化して熱が持って行かれたりしているのではないかと私は感じます。
感じるだけ。知らんけど。
なので、無駄な管を通らず、まとまってダーッと出てきてくれる蛇口の湯の方が、体感温かいです。
実際にどうかと言うより、少しでも暖を取りたい時の知恵袋です。

(2) も知恵袋ですが、「じょうろ状」にバラバラ降られると、ピンポイントで流したいところを流すのに難儀します。
いっそのこと、腰をかがめなくてはいけなくとも、流したい箇所に確実に当てられる蛇口の方が、洗い流す目的の達成には近いという経験則があります。
それでも足りんかったら、蛇口から桶か何かに水張る。これもここでシャワー使わないよね蛇口捻るよね。

C上位というのは、普段はA~B設備を有しているものの、トラブって何らかの条件を満たせず定義上Cランクというやつが結構あるでしょうかね。

本質情報かも②

シャワーで身体を洗う時、往々にして服を洗うことがセットになりますね。

ランドリーサービスに出すと、油性ペンで印が書かれて返ってきたり、他の人のとごちゃごちゃになったりするから避けたい…
あるいは、ランドリーサービスが無い…
ランドリーサービスに出せない系の服(下着)が洗いたい…

こちらのちきりんさんのTweetの、一連のリプツリーをご一読ください。

なんだかんだ、相部屋だったり他のやることあったりで、仮干し・絞りはできなかったりしますし、IKEAバック持ってなかったりもしますが、己のバスタオルでくるんどけ、これは忠実に守っています。

あとタオルドライ(?) 後に、海外旅行用のドライヤーでちょい乾かしとくと、とてもすぐ乾く。
お節介かもしれないが、極論、普段100Vで1200Wとかのドライヤーを、例えば220V以上とかある国で変圧器で使おうとかすると、1200Wに耐えられる変圧器ってめちゃ高い・重い・ゴツい。普通に240Vとかでも使えるドライヤーなら安いの日本で買えるから購入を推奨します。

日本人と足

本題と超とても大事な補足

私はもうすぐ、タンザニアで(Aランクのシャワーで)生活して1ヵ月になります。慣れれば温かいお湯が出る時間帯も分かってくるし、断水もすぐ復活する。
何より、今ごろ故郷の東京は茹でられるような蒸し暑さの中、私は涼しく快適な乾季を享受しています。てか日本の皆さんお気をつけて。

ここで、超とても大事なおことわりを入れたいのですが、シャワー格付けはそれと並行して走る「シャワールーム」や「バスタブ」や「足ふきマット」、「付属のトイレや洗面台」「浴室」全体の空間などとは独立しています。いや、多少相関はあるかもしれないですが。
そして私が(とても優しくかっこよき社員お姉さんと)相部屋している部屋は、シャワールームが外部空間と接続しています。抽象的ですね、具体的には「シャワールームのしきりとなるカーテンやドアが存在しない」「シャワールームとその外の洗面所の床と高低差が全くない(敷居もない)」です。


Aランクである。超居心地いい。
ただ境界がないのよね
前までなかったドアもいつの間にか付いてたから、何でもその気になればすぐ進化させられるとは思ってます。

話は変わりますが、日本人は畳の上に靴を脱いで上がる文化から、家で靴を脱ぐ文化があるでしょう。さらに言えば、どこかの現代文で昔「日本の長屋のような住居は生活空間丸出しであり、欧米の生活感を隠す綺麗に飾る住居と対比できる」とかいうような論説を読んだ記憶があります。

ここで先述の「足ふきマット」に注目したいと思います。

日本では私は(私たち日本人はというと主語デカかなと)浴室で足(not
脚)も洗ってから、どこか足を清めた感じで足ふきマットで足を拭きます。
当然、足ふきマットは菌いそうな匂いを発していたりすることはなく、埃だらけで踏むと足が黒くなるということもなく。足を素手でマッサージ・ストレッチするのに一瞬の迷いも無いような水準です。
そして、きれいな足ふきマットなんて、適当なタオル買って置いてマットということにすれば良いし、アフリカ某国で研修した時もそうしました。「足を清める」という行為は、国を選ばず作り出せるもののようです。

ここで、日本の「家の中は裸足で歩いてもOK」文化が染みついた私が直面している課題、それは「シャワールームと洗面所の床の境目が無いから、足ふきマット置きにくいけど、シャワールームの床濡れてるから一回拭きたい」であります。
高温多湿の国から来た私にとって、なんかちょっと濡れてる足で靴下やサンダルを履くことは、リスキーすぎて不可能。一方、なかなか良いレベルのシャワーお付きの蛇口で足を洗い、なんとか拭いたその清められた足を、「境界の無い」洗面所のどこかのサンダルまで到達させるのもかなり難しい。
バランス力と体幹を駆使すれば不可能ではないのですが、身を清めた後に足も清めた状態で持ってくのが、中々大変な環境だということが分かってきています。どうしましょう。

なお、サンダルはこんな感じです(さっき撮影)。
飛行機の中でも活躍するし、これでちょっと外にも出られるけど、日本じゃ使いませんね。

この1ヵ月で既に試そうとしたこともあります。
濡れたままの足でサンダルを履く・サンダルごとシャワーで洗う・足洗い直後でなくともシャワールームか洗面所か分からない水浸しの床を歩きサンダルの近くまで行ってから足を拭く…
しかし私は、濡れたままの足に耐えられない→拭いてしまう、サンダルごと洗ったら全体的に綺麗→普通にサンダルと足を拭いてしまう、床歩いた後に足を拭く→そもそも床を歩くと「汚れる」気がしてしまう…と失敗し続けています。
ここにふと、日本で生まれ育ったアイデンティティのようなものの所在をある日感じました。
これでも日に日に、どれくらい床にうっかり足がついてしまってもタオルで拭けばオッケーな感じがするか、という程度は拡大していっており、清らかな足基準が少しずつ適当になっている、ような気もします。
水で洗い、乾布で拭かずとも、まぁいっかと思えれば思えるほど、私は脱・日本人していくのかもしれない。

綺麗な水が豊富にあり、じめじめした、我が故郷の日本とその文化を、シャワーに入る度に思い出してしまうのでした。


でもなぜか、靴は綺麗にする習慣がこちらの人たちにはありそう。あまりに毎日汚れるのですが、いつの間にか綺麗に(バスケ部の結び方?で) 帰ってくる。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このノートは無料で全文公開しつつも、おもろかったな、応援しようかなと思ってくださる余裕のある方がいたら、300円とかのカンパ的な「有料記事部分」を今後設けていく予定です。
特に有意義な文章とかはほぼなく、なんか1〜2文の駄文か写真がなんかだけの有料部分にします。

昨日は、庭にあったコーヒーの実で酵母を作り、パンを焼きました。生地を寝かせている間、コーヒーが発酵してるところの匂いと同じ匂いがして心配になりましたが、さすが天然酵母、焼いたら美味しかったです。
こんな感じの有料エリアになります。
ありがとうございます。

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