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高橋宏斗、WBC日本代表に選出

10日ほど前に内定の報道がありましたが、正式に高橋宏斗が日本代表に選出。ドラゴンズから唯一の選出で無事に(?)NPBの全球団から最低でも1人は選ばれる形となりました。
12球団から1人ずつ選ぶ暗黙の了解があるなら、ドラゴンズでナンバー1の選手である高橋宏斗が選ばれるのは当然の流れ。

山本由伸や佐々木朗希のように早々と代表入りが決まっている立場なら、昨年の秋キャンプからWBCで使用されるメジャー球で練習ができ、万全の体制で挑むことが出来ますが、高橋宏斗は昨年11月の強化試合の段階ではふるいにかけられていた立場。しっかりと準備をできる期間があったのかというと些か不安な面はあります。
まぁ一説によると年明け前から決まっていたような話もありますし、後藤駿太を通して山本由伸に自主トレを申し込んだのも、内々にはかなり前の段階から本人には通達済みだったのでしょう。


選出された先発投手には山本由伸、大谷に加えてダルビッシュまでおり、起用法としては戸郷や宮城らと第2先発として計算されることになりそう。また栗山監督の中には「4人ぐらい後ろにいい投手を1イニングずつ回していく」構想もあるそうで、「その中の一人の可能性もある」とのこと。


やはり懸念は調整面。中6日で投げた最終登板でさえ、5回を投げて6失点、被安打7奪三振2とピリッとしないものだっただけに、短いイニングでの連投になってくるとどうなってしまうだろうか。
世界一に向けて盲目的に邁進(暴走)するであろう栗山監督を、吉井コーチがどう制御してくれるかという点が若い投手たちの肩肘を守る最後の砦となります。
吉井コーチもロッテの監督との兼任であり、そのロッテからは高橋宏斗以上に宝である佐々木朗希が選出されており、彼の肩肘を守るために尽力するでしょう。そのテンションを同じままに、高橋宏斗に対しても扱ってほしいと願います。

それでも、東京五輪で金メダルを獲った大野雄大から「次はお前らの番だ」と受け取ったバトンを繋ぐことが出来たのは喜ばしい事。
チーム最年少ということで、難しいことは考えず、精一杯動き回り、今後の野球人生へ新たな知見を得てほしいものです。


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