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【AZ】【25周年】Eduardo Rodriguezを獲得【あり担②④】#ガラガラヘビの喉の奥


DETよりFAになっていたEduardo Rodriguezを4年契約で獲得。




Eduardo Rodriguez(SP)(30)



・チームのニーズにマッチした人材

イニングが食えるスターター
期待型より計算型
左投げ
ギリギリ手が出せるレベルのペイロール

2023年シーズン中のローテーションにはBumgarnerDaviesがいましたが、2人とも炎上続きで放出。Henryは肘の負傷で、Jamesonはトミージョン手術で離脱したため、ポストシーズンはGallen,Kelly.Pfaadtの3人で回しました。
7試合制のシリーズでは、先発が足りなくなるため、4戦目でのブルペンデーは既定路線。シリーズ全体の戦い方を難しくしてしまいました。
ポストシーズンで好投を続けたPfaadtに期待はしたいものの、まだ計算が立つレベルにまでには達していません。
ローテーションの補強はこのオフの至上命題でした。

Eduardo Rodriguezは2023年DETで26試合に先発、152.2回を投げ防御率3.30、13勝9敗の成績を残しました。
BOS時代の2019年には19勝を挙げサイヤング賞投票6位に入っています。
規定投球回に到達したのは1シーズン(2019年203.1回)しかないものの、100回未満も1シーズン(2022年91回)しかありません。
2023年の奪三振率は8.43と圧倒するタイプではないものの、与四球率は2.83と優秀で内野守備の堅さをウリとするチームにマッチしています。

Gallen,Kelly,Pfaadtを擁する右投げのローテーションに左腕のRodriguezが加入したことには大きな意味があります。
同一カードすべての試合に右投手が先発することに懐疑的な考えを持っているHazenGMの不安を解消できたからです。

・契約内容
4年契約8000万ドル、5年目のオプションも加えると9900万ドルに達します。
HazenGMの下ではBumgarner(当時30歳)と結んだ5年総額8500万ドルを超えて、最も高額となりました。
話題となった90%を超える後払い契約とまではいきませんが、初年度が1400万ドルに抑えられており、まだ今オフ補強の余力を残している状態です。

30歳にFAで獲得した左の先発投手ということでBumgarnerとよく比較がされています。

Madison Bumgarner(30歳)
5年~8,500万ドル (15年オフSF→ARI)
MLB 11年 1948.1回

Eduardo Rodriguez(30歳)
4年~8,000万ドル (23年オフDET→AZ)
MLB 8年 1123回

BumgarnerとRodriguezの比較


年齢や契約規模など状況は似ていますが、ポストシーズンを含めた投球回に800以上の大きな開きがあり、肩肘の消耗は少ないです。
二の舞になる事はない、と願いたい、、です。。。。

・このチームを選んだ理由

まず第一は家族のこと。
アリゾナに本拠地があるため、スプリングトレーニングからシーズンを通して家族とともにアリゾナに滞在できます。そしてウィンターミーティングでこのような思慮深いプレゼンテーションをしたAZのスタッフ陣に感銘を受けたそうです。

22年には『結婚生活の問題』で約3か月制限リストに入り音信不通になるなどトラブルがありましたが、それも家族愛が強いが故でしょうか。
23年夏のTDLではLADへのトレード移籍が決まりかけましたが、トレード拒否権を行使し、移籍を拒否
当時、家族がデトロイトに引っ越したばかりで、特に子供をロサンゼルスで遊ばせることは自分の状況にとってよくないことだったと説明しています。

年間通して家族と一緒に過ごせる環境で野球に集中してもらいましょう。

第二はチャンピオンになりたいから。
入団会見では「ワールドシリーズに進出した23年の戦いぶりを見て、このチームがワールドシリーズ優勝に飢えていることを知り、私もワールドチャンピオンの一員になりたい」と語りました。
BOS時代の18年にワールドシリーズ制覇の経験があります。
しかし、自身の成績としてはポストシーズンを通して中継ぎでの登板に留まり、7試合10イニング防御率6.30と不甲斐ないものでした。
今度はチームの中心としてその悔しさを晴らし、この若いチームにワールドシリーズ制覇の絶景をみせてほしいものです。

現在のローテーション

1.Zac Gallen Top10 in CY 3 of last 4 yrs
2.Merrill Kelly 377IP 3.33ERA last 2 yrs   
3.Eduardo Rodriguez 3.59 ERA last  2 yrs. Also, hates Dodgers
4.Brandon Pfaadt 162IP 218K(MiLB TOP in '22) / 22IP 3.27ERA 26K  in '23PS
5.____ ____

現在のローテーションはこのようになりました。
5番手はHenry,Jameson,Cecconiらの若手競争枠となるでしょうか。
いずれにせよ、1人ソリッドなローテ投手を加えられたことで、1~3番手の安心感が増し、Pfaadtを計算枠から期待枠に置くことができました。


このオフやるべきことリスト

1☑三塁手
2☑Gallen,Kellyに続くローテ3番手
3☐DH兼3番打者
(4☐ブルペンの頭数を増やす)
(5☐右打ちの外野4番手)
(6☐経験豊富な控え捕手)

三塁手Eugenio Suarezの補強に続き、先発3番手の獲得にも成功しました。
市場に何名か候補がいた中でのEduardo Rodriguezは上述の通り、チームのニーズにマッチした選択でした。
オーナーのケン・ケンドリックはチームのペイロールについて「球団史上最高額の給与となるだろう。我々にはまだやるべきことがある」とコメントを残しており、まだ残っている to do リストをクリアするため目を向けています。

ヘッダー画像:球団公式X(旧Twitter)より

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