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【ARI】#FreightTrain デビット・ペラルタのトレード放出 #ガラガラヘビの喉の奥【あり担①③】

我々再建組にとって楽しみなTDLの季節がやってきた!とは言ってるものの、いざトレードが決定すると寂しくもなります。

David PeraltaTBへ放出、見返りとしてChristian Cerdaを獲得しました。


David Peralta


8月14日に35歳になるベテラン外野手。今オフFA。2014年にARIでデビューし、在籍9年はチーム最古参。Twitterのハッシュタグは #FreightTrain

それどころか出場試合(961)、安打(960)は共にチーム歴代3位の数字でレジェンドで片足を突っ込んでると言っても過言ではないでしょう。
上には球団野手唯一の永久欠番 Luis Gonzalez、ユニホームを着たイエスキリストPaul Goldschmidtの2人しかいません。

今季はここまで87試合に出場し、AVG.248 12HR 41RBI 74SO(三振率23.9%)と衰えは隠せません。しかしながら、 SLG.460 とこちらは少し持ち直しています(OPS.776)
その要因としてはフライボール率が上がったことが挙げられます。

そしてフライボール率が上がったことで、自然とバレル率も上がっています。


その裏にはHOU Michael Brantleyと取り組んだ打撃フォームの改造があります。
昨季9月のヒューストン遠征の際、アドバイスをもらい、オフもフロリダで一緒に練習。

Peralta自身は打席でのタイミングの悪さが課題と思っていたようですが、Brantleyの指摘は別のことでした。

具体的には右足の使い方。去年までは右足を完全に地面から離していましたが、今年は右足つま先を地面につけたままのフォームへと変更しました。

これにより、強靭な下半身から発生する力を、上半身へ無駄なく伝えることが出来るようになり、今季のフライボール率とバレル率の向上につながりまりました。


また、2019年にゴールデングラブ賞を受賞したように、守備でも貢献できる選手。今季もUZRは1.2、OAA+4と守備指標に関しては衰えしらず。
走塁面ではさすがに年齢による衰えか、今年は-0.4とマイナスになってしまっていますが、去年は+2.0を記録。2015年には三塁打10本を放つなど、走塁の上手さを持ち合わせていて、選手の総合力を重視するイメージのあるTBに適していると言えるでしょう。

敵の隙を狙ったホームスチール


ベンチやクラブハウスでは盛り上げ役を買って出る、頼れる陽気なチームリーダー。
毎年入院中の子供たちを球場へ招待するナイスガイで、トレード決定後のインタビューでは涙ながらに球団とファンへ感謝のメッセージを伝えていました。


別れは悲しいですが、求められる事は選手にとって誇らしい事。新天地での活躍を期待しています。ありがとうペラルタ。good luck on your new journey #FreightTrain

*この動画は音が出ます


Christian Cerda


見返りとして獲得したのは右打ちのキャッチャー。19歳(!)
19歳ながら今季はマイナーでAVG.315 OBP.464 SLG.519 OPS.983とハイパフォーマンス。特に目を惹くのは四球率の高さで今季は21.7%、三振率の17.4%を上回っています。(cf. Juan Sotoの今季四球率20.3%)
18歳、ルーキーイヤーだった昨季でさえ四球率、三振率ともに15.2%とアプローチの良さがウリと見て取れます。

昨年、Eduard Escobarを放出した対価として獲得したCoopre Hummelも四球率に長けた選手なので、一つの評価軸として確立されているのかもしれません。


今後予想される動き


この夏のトレード第一弾としてDavid Peraltaが放出される運びとなりました。今後動きがありそうな選手としては…


Merrill Kelly
 短評:7月は5先発5QSと好調。
 こんな球団にお勧め:ローテを厚くしたい球団に
Madison Bumgarner
 短評:ワールドチャンピオン3回、ポストシーズン8勝のMr.October
 こんな球団にお勧め:"経験"を買いたい球団に
Christian Walker
 短評:リーグ5位の23HRもBABIPは僅か.185。今後揺り戻しの可能性爆大
 こんな球団にお勧め:統計学を学びたい球団に

この3選手あたりでしょうか。
それでは、また。

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