ネイチャーポジティブ実現の足掛かりとなる企業向けセミナー「自然と企業と地域をつなぐ『日本版ネイチャーポジティブアプローチ』とは」開催
日本自然保護協会は大丸有環境共生型まちづくり推進協会との共催で、企業向けセミナー「自然と企業と地域をつなぐ『日本版ネイチャーポジティブアプローチ』とは」を2月29日に開催する。本セミナーでは、地域に即したネイチャーポジティブへの貢献度や達成状況などを定量的に評価する取り組みが紹介される。
生物多様性の損失が世界規模で急速に進む中、「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現は重要な使命となっている。
自然保護と生物多様性保全をテーマに活動する日本自然保護協会は、ネイチャーポジティブに取り組もうとする企業に向けて、生物多様性の動向や企業に求められる役割、企業とNGOが連携・協働することで実現する生物多様性保全の事例を紹介する全4回の連続セミナーを開催している。
最終回となる今回は「日本版ネイチャーポジティブアプローチ」を取り上げる。日本版ネイチャーポジティブアプローチとは①市区町村でのネイチャーポジティブの実践②実践に必要なパートナーシップの構築支援③生物多様性の定量的な評価――という、日本自然保護協会が推進する取り組みである。
セミナーのプログラムとして、日本自然保護協会の道家哲平氏による「『日本版ネイチャーポジティブアプローチ』とは」と、三菱地所の見立坂大輔氏による「連携や地域を大切にした三菱地所の生物多様性保全活動(仮)」、質疑応答・セッションが予定されている。
本セミナーからは、実例を交えた解説でネイチャーポジティブの理解が進むとともに、企業がネイチャーポジティブに取り組むための足掛かりが得られそうだ。
なお、登壇する日本自然保護協会の道家氏には『SDGs白書2022』で「生物多様性をめぐる変革への課題」を寄稿していただいており、そちらもぜひご一読いただきたい。
トップ画像:日本自然保護協会
文:佐々木 三奈
フリーランスライター/校正者、がん患者・経験者の運動を支援する「まめっつ」メンバー。『SDGs白書』『インターネット白書』の編集にも参加。
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